こんにちは!武田塾仙台エリアです!
高校3年生・浪人生の皆さん、共通テスト英語リーディングの対策は順調に進んでいますか?
「英文は読めるのに、最後の大問までたどり着かない」「時間を気にして急いで読むと、内容が頭に入らない」「模試ではいつも第7問・第8問を解く時間がない」という人も多いのではないでしょうか。
共通テスト英語リーディングは、80分間で大量の英文や資料を読み、必要な情報を整理して解答する試験です。
今回は、2026年度共通テストの出題傾向を踏まえながら、2027年度入試に向けた英語リーディングの勉強法と、80分間の時間配分について解説します!
共通テスト英語リーディングはなぜ時間が足りない?
2027年度大学入学共通テストは、2027年1月16日(土)・17日(日)に実施されます。
英語リーディングは初日の1月16日(土)に行われ、試験時間は80分、配点は100点です。
2026年度の英語リーディングは全8大問で構成され、問題文や設問、選択肢などを合わせた語数は約5,600語でした。
また、2026年度の平均点は62.81点で、2025年度の57.69点から約5点上昇しています。
| 項目 | 2026年度実績 |
|---|---|
| 試験時間 | 80分 |
| 配点 | 100点 |
| 大問数 | 8題 |
| マーク数 | 44 |
| 総語数 | 約5,600語 |
| 平均点 | 62.81点 |
※大問数・語数・平均点は2026年度本試験の実績です。2027年度の問題構成が完全に同じになるとは限りません。
共通テストでは、メールやウェブサイトなどの実用的な文章だけでなく、物語文や論説文、複数の資料を組み合わせた問題も出題されます。
そのため、ただ英文を日本語に訳せるだけでは、時間内に解答することが難しい試験なのです。
英語リーディングで時間が足りなくなる4つの原因
まずは、自分がなぜ時間切れになっているのかを確認しましょう。
①英単語・英文法の知識が不足している
英文を読むたびに知らない単語が出てきたり、文の構造を考えるために何度も読み返したりしていませんか?
英単語や英文法の知識が不足していると、英文を読むスピードはなかなか上がりません。
共通テストの問題形式に慣れることも重要ですが、英文を正確に読むための基礎が不足している場合は、まず単語や文法の復習が必要です。
②英文を最初から最後まで丁寧に読みすぎている
すべての英文を一文ずつ日本語に訳しながら読んでいると、80分では時間が足りなくなることがあります。
特に、広告やメールなどの実用文では、設問で必要とされている情報を探すことが重要です。
もちろん、内容を正しく理解するために丁寧な読解が必要な部分もあります。問題の種類によって読み方を使い分けましょう。
③選択肢で迷う時間が長い
本文の内容は理解できたのに、選択肢を読んでから答えを決めるまでに時間がかかる人もいます。
共通テストでは、本文と選択肢がまったく同じ表現になっているとは限りません。
例えば、本文中の「費用を減らす」という内容が、選択肢では「経済的な負担を軽くする」と言い換えられていることがあります。
こうした言い換えを判断できず、何度も本文を読み返してしまうことが時間不足につながります。
④大問ごとの時間配分を決めていない
第1問から順番に解いているうちに、気づけば残り20分。
それなのに、まだ第6問を解いている……という経験はありませんか?
時間配分を決めていないと、前半の問題に時間をかけすぎてしまうことがあります。
共通テストでは、特定の問題にこだわりすぎず、最後まで得点する機会を確保することが重要です。
共通テスト英語リーディングの時間不足を解消する勉強法6選!
ここからは、具体的な勉強方法を紹介します。
①英単語・英文法・英文解釈の基礎を固める
時間が足りないと聞くと、速読の練習ばかりしようとする人がいます。
しかし、知らない単語や理解できない文構造が多い状態では、無理に読むスピードを上げても正答率が下がってしまいます。
まずは、英単語帳を使って頻出単語を覚え、基本的な英文法や英文解釈を身につけることが大切です。
例えば、「ターゲット1900」や「LEAP」など、現在使用している単語帳を繰り返し確認し、英単語を見たときに意味を素早く思い出せる状態を目指しましょう。
また、関係詞や分詞構文などが出てきたとき、文の構造を把握できるようにしておくことも重要です。
特に模試で5割前後しか取れていない人は、共通テスト形式の演習だけでなく、基礎学習の完成度も確認してみてください。
②設問を先に確認してから英文を読む
共通テスト英語で時間を短縮するためにおすすめなのが、設問を先に確認する方法です。
例えば、イベントの案内文を読む問題で「参加費はいくらか」「開催場所はどこか」と聞かれている場合、探すべき情報が明確になります。
最初に設問を確認しておくことで、必要な情報を意識しながら本文を読めるようになります。
ただし、すべての問題で設問や選択肢を最初に細かく読む必要はありません。
特に物語文や論説文では、本文全体の流れを把握することが重要になる場合があります。
「どの問題でも必ず設問を先読みする」のではなく、実用文なら情報を探す読み方、物語文なら全体の流れをつかむ読み方というように使い分けてみましょう。
③スキミングとスキャニングを練習する
英語リーディングでは、英文の読み方を使い分けることも重要です。
スキミングとは、文章全体を大まかに読み、どのような内容が書かれているかを把握する方法です。
一方、スキャニングとは、日付・数字・人名など、必要な情報を探しながら読む方法です。
例えば、ウェブサイトの案内文で参加条件を探す場合、文章のすべてを細かく訳す必要はありません。
一方、物語文で登場人物の気持ちの変化を問われた場合は、文章全体の流れを理解する必要があります。
大切なのは、「すべての英文を速く読むこと」ではなく、「問題に合わせて必要な部分を正確に読むこと」です。
④選択肢の言い換えに慣れる
共通テスト英語で正答率を上げるためには、本文と選択肢の言い換えを見抜く練習も必要です。
例えば、本文に「多くの生徒がその活動に参加した」と書かれていても、選択肢では異なる表現が使われている場合があります。
解答するときには、単に同じ単語を探すのではなく、本文と選択肢の意味が一致しているかを確認しましょう。
また、間違えた問題の復習では、「なぜ正解なのか」だけでなく、「ほかの選択肢のどこが間違っているのか」まで確認することをおすすめします。
この練習を繰り返すことで、本番でも根拠を持って答えを選びやすくなります。
⑤80分間の通し演習を繰り返す
基礎がある程度身についたら、実際の試験時間に合わせて過去問や予想問題に取り組みましょう。
このとき、ただ80分で問題を解くのではなく、各大問にかかった時間を記録してみてください。
例えば、第1問に10分かかっている人と、第7問・第8問で時間を使いすぎている人では、改善するべきポイントが異なります。
また、時間内に解けなかった問題は、演習終了後に制限時間を外して解いてみましょう。
時間があれば正解できるのであれば、読む速度や時間配分に課題がある可能性があります。
一方、時間をかけても解けない場合は、英単語・文法・読解力など、基礎的な部分を見直す必要があるかもしれません。
⑥音読や復習で英文をスムーズに読む力をつける
英語長文を解いた後、解説を確認するだけで終わっていませんか?
読解問題の復習では、英文の構造や意味を確認したうえで、音読に取り組むこともおすすめです。
最初は意味を考えながらゆっくり読み、慣れてきたら英文を前から理解することを意識してみましょう。
ただし、意味を理解していない英文をただ速く音読するだけでは、読解力の向上につながりにくいです。
また、同じ英文を繰り返し読むだけでなく、初めて見る英文にも取り組むことが大切です。
「復習した英文は読めるけれど、初見の問題では時間が足りない」という人は、解法や読解方法を新しい文章でも使えるか確認しましょう。
【実践編】英語リーディング80分の時間配分は?
ここからは、2026年度の大問構成をもとに、80分間の時間配分を考えてみましょう。
2026年度は8つの大問があり、配点は第1問が6点、第8問が17点と異なっていました。
そのため、すべての大問に同じ時間をかけるのではなく、文章量や問題の難しさに合わせて配分を調整する必要があります。
80分間の時間配分モデル
| 大問 | 2026年度の出題内容 | 配点 | 時間の目安 |
|---|---|---|---|
| 第1問 | テキストメッセージ | 6点 | 4分 |
| 第2問 | ウェブサイト | 12点 | 8分 |
| 第3問 | 記事 | 9点 | 7分 |
| 第4問 | ニュースレターの推敲 | 12点 | 9分 |
| 第5問 | チラシ・フォーム・メール | 16点 | 12分 |
| 第6問 | 物語文 | 12点 | 10分 |
| 第7問 | 論説文・資料 | 16点 | 12分 |
| 第8問 | 複数資料・レポート作成 | 17点 | 13分 |
| 見直し | マーク確認・残した問題 | ― | 5分 |
| 合計 | 100点 | 80分 |
※2026年度の出題内容・配点に基づく時間配分の一例です。2027年度の問題構成が同じになることを保証するものではありません。
例えば、この時間配分であれば、第4問までを28分、第6問までを50分で終える計算になります。
第7問・第8問に30分を残すことができれば、後半の配点が大きい問題にも取り組みやすくなるでしょう。
ただし、これはあくまでモデルケースです。
得意な問題形式や苦手な分野は人によって異なるため、模試や過去問演習を通して、自分に合った時間配分を見つけてください。
第7問・第8問まで解き切れない人は?
特に時間不足になりやすいのが、後半の第7問・第8問です。
2026年度は、この2つの大問だけで合計33点分の配点がありました。
そのため、後半をほとんど解けずに終わってしまうと、高得点を取ることが難しくなります。
おすすめなのは、通し演習だけでなく、第7問・第8問のような長い文章を使った大問別演習も行うことです。
例えば、時間制限なしで正確に読めるか確認した後、15分などの目標時間を設定して解き直してみましょう。
また、必ずしも第1問から解く必要はありません。
「後半の長文の方が得意」という人は、解く順番を変更することも選択肢になります。
ただし、解答する大問を飛ばした場合は、マーク位置を間違えないよう注意してください。
目標点によって優先する勉強方法は違う!
共通テスト英語リーディングでは、現在の得点によって優先するべき対策が異なります。
5〜6割を目指している人
まずは、英単語・英文法・英文解釈などの基礎を固めましょう。
共通テスト形式の問題を何度も解いているのに点数が伸びない場合、英文を正確に理解できていない可能性があります。
特に前半の大問で失点している人は、基本的な語彙や短い文章の読解力を確認してみてください。
また、時間配分を意識しながら、確実に得点できる問題を増やしていくことも重要です。
7〜8割以上を目指している人
基本的な英文は読めるものの、時間不足や選択肢の判断ミスで失点している人が多いのではないでしょうか。
この段階では、共通テスト形式の演習を増やし、設問の先読みや情報検索、言い換えの判断などを練習しましょう。
さらに、模試や過去問を解いた後には、正解した問題についても「もっと短い時間で解けなかったか」と振り返ることをおすすめします。
東北大学や宮城教育大学、宮城大学などを志望している人は、共通テスト英語の配点やリーディング・リスニングの換算方法も大学・学部によって異なるため、募集要項を確認して目標点を設定しましょう。
英語リーディングのおすすめ参考書は?
共通テスト英語リーディングの対策では、現在の学力に合った参考書を選ぶことが重要です。
英単語や英文法に不安がある人は、まず基礎的な参考書を優先しましょう。
一方、英文は読めるのに時間が足りない人には、『改訂第2版 1カ月で攻略!大学入学共通テスト英語リーディング』など、共通テスト特有の解き方を学べる参考書がおすすめです。
さらに、過去問や共通テスト形式の実戦問題集を使用し、80分間の時間配分にも慣れていきましょう。
ただし、入試直前期に多くの参考書を追加する必要はありません。
今まで取り組んできた教材の完成度や模試の失点原因を確認し、必要な対策を優先することが大切です。
参考書の選び方や使用する順番については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事:【2026年度版】武田塾がおすすめする共通テスト対策の参考書【英語編】
模試・過去問の復習では何を確認する?
共通テスト英語リーディングの演習後は、正答率だけでなく失点原因を分析しましょう。
| 失点原因 | おすすめの対策 |
|---|---|
| 単語の意味がわからなかった | 単語帳へ戻って復習 |
| 英文の構造が理解できなかった | 文法・英文解釈を復習 |
| 必要な情報を見つけられなかった | 設問の先読みや情報検索の練習 |
| 選択肢の判断を間違えた | 正解・不正解の根拠を確認 |
| 最後まで解き終わらなかった | 大問ごとの時間配分を見直す |
特に注意したいのは、「時間が足りなかった」という一言で復習を終えてしまうことです。
単語がわからず時間がかかったのか、本文を何度も読み返したのか、選択肢で迷ったのかによって、必要な対策は異なります。
模試の復習では、自分の弱点を具体的に把握し、普段の勉強へ反映させることが重要です。
関連記事:【受験生必見】秋は模試ラッシュ!記述模試の復習で優先すべきこと
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まとめ
今回は、2027年度共通テスト英語リーディングに向けて、時間不足を解消するための勉強法と80分間の時間配分について紹介しました。
共通テスト英語リーディングで時間が足りなくなる原因は、英文を読むスピードだけではありません。
英単語や英文法の知識不足、問題に合わせた読み方ができていないこと、選択肢で迷う時間が長いことなど、さまざまな原因が考えられます。
そのため、まずは自分の課題を明確にし、必要な勉強を優先することが大切です。
また、80分間の演習では、大問ごとの時間配分を記録し、最後まで得点する機会を確保できるようにしていきましょう。
2027年度共通テスト本番まで、残り約2か月半。
焦って新しい問題集を増やすのではなく、今まで取り組んできた勉強を確実に得点へつなげることを意識してみてください!
武田塾仙台エリアでした!


