「慶應義塾大学に総合型選抜で合格したい」
「慶應のAO入試って、どの学部で実施されているの?」
「評定や英検は必要なの?」

このように考えている高校生も多いのではないでしょうか。

慶應義塾大学には、一般選抜だけでなく、総合型選抜にあたる入試制度があります。

ただし、慶應の場合はすべての学部で「総合型選抜」という名前が使われているわけではありません。

文学部では「自主応募制による推薦入学者選考」、法学部では「FIT入試」、理工学部では「分野志向型入試」、総合政策学部・環境情報学部では「AO入試」、看護医療学部では「AO入試」という名称で実施されています。

つまり、名前は違っても、慶應義塾大学の公式入試制度上では、これらが総合型選抜に分類されています。

この記事では、慶應義塾大学の総合型選抜について、高校生にもわかりやすく、学部ごとの違いや出願条件、選考内容、準備のポイントを解説します。

2027年度入試時点で、慶應義塾大学の総合型選抜に分類されている制度は以下の5つです。

学部入試制度名募集人員
文学部自主応募制による推薦入学者選考120名
法学部FIT入試法律学科最大80名、政治学科最大80名
理工学部分野志向型入試最大24名程度
総合政策学部AO入試150名
環境情報学部AO入試150名
看護医療学部AO入試若干名

特に募集人員が多いのは、総合政策学部と環境情報学部、いわゆるSFCです。

総合政策学部・環境情報学部は、それぞれ定員425名に対してAO入試の募集人員が150名です。定員に対する割合は約35%で、かなり大きな比重を占めています。

一方、理工学部の分野志向型入試は最大24名程度です。理工学部全体の定員932名と比べると、募集枠はかなり限られています。

このように、同じ慶應の総合型選抜でも、学部によって募集人数や位置づけは大きく異なります。

総合型選抜とは、一般選抜のように学力試験の点数だけで合否を決める入試ではありません。

書類審査、面接、小論文、口頭試問、活動実績、志望理由などを通して、受験生の能力・適性・意欲・目的意識を総合的に評価する入試です。

慶應義塾大学の総合型選抜でも、学部によって内容は異なりますが、共通して重要になるのは次のような点です。

「なぜ慶應なのか」
「なぜその学部なのか」
「大学で何を学びたいのか」
「これまでにどのような活動や学習をしてきたのか」
「入学後にどのような学びを深めたいのか」

つまり、単に「慶應に入りたいです」では不十分です。

自分の興味・活動・学びたい分野・将来像が、志望学部としっかり結びついている必要があります。

文学部では、「自主応募制による推薦入学者選考」が実施されています。

募集人員は120名です。

出願には、全体の学習成績の状況、いわゆる評定平均が4.1以上であることが必要です。

主な提出書類は、調査書、評価書、自己推薦書などです。

選考では、書類だけでなく、試験日に総合考査Ⅰと総合考査Ⅱが実施されます。

総合考査Ⅰは120分、総合考査Ⅱは60分です。総合考査Ⅰでは、資料を読み取り、文章を構成し、分析する力が問われます。また、英語・ドイツ語・フランス語のいずれかによる作文力も評価されます。

文学部の総合型選抜は、「文章を読む力」「考える力」「書く力」が非常に重要な入試です。

文学部を志望する高校生は、普段から本や評論文を読み、自分の考えを文章にまとめる練習をしておく必要があります。

法学部では、「FIT入試」が実施されています。

募集人員は、法律学科が最大80名、政治学科が最大80名です。

法学部FIT入試には、A方式とB方式があります。

A方式は、活動実績や自己推薦の要素が強い方式です。評定平均の数値基準はありません。

一方、B方式では、指定された教科および全体の学習成績の状況が4.0以上であることが必要です。

法律学科と政治学科を同時に出願することはできません。ただし、同じ学科の中でA方式とB方式を併願することは可能です。

選考は、第1次選考と第2次選考に分かれます。

第1次選考は書類審査です。第2次選考では、過去の例として、A方式では模擬講義、論述試験、口頭試問などが行われています。B方式では、総合考査と面接が行われています。

法学部FIT入試で重要なのは、「法学部で何を学びたいのか」が明確であることです。

志望理由書では、なぜ慶應義塾大学法学部で法律学または政治学を学びたいのか、そしてその学びが将来どのような意味を持つのかを書く必要があります。

将来、法律・政治・国際関係・社会問題などに関わりたい高校生にとっては、非常に魅力的な入試制度です。

理工学部では、「分野志向型入試」が実施されています。

募集人員は最大24名程度です。

出願には、数学・理科・英語の履修単位要件があります。また、全体の学習成績の状況は4.1以上が望ましいとされています。さらに、数学・理科の各科目の評定が4以上であることが望ましいとされています。

理工学部の分野志向型入試は、慶應義塾大学理工学部を第一志望とし、希望する分野への強い興味や探究心を持つ受験生を対象とした入試です。

選考は、原則として3段階です。

第1次選考は書類審査、第2次選考は論理的な思考を問う総合審査、第3次選考は面接です。ただし、化学科は第2次選考を実施しません。

理工学部を総合型選抜で目指す場合は、数学・理科の学力が前提になります。

「理系科目が得意」
「研究したいテーマがある」
「高校で探究活動やコンテスト、研究発表などに取り組んできた」

このような高校生に向いている入試です。

ただし、募集人数はかなり少ないため、一般選抜の対策も並行して進めることが重要です。

総合政策学部と環境情報学部、いわゆるSFCでは、AO入試が実施されています。

募集人員は、総合政策学部150名、環境情報学部150名です。

SFCのAO入試は、慶應の総合型選抜の中でも特に募集人員が多い制度です。

SFCの特徴は、評定平均の一律基準がないことです。

もちろん成績が関係ないという意味ではありませんが、文学部や法学部B方式のように「評定平均〇以上」という明確な基準が置かれているわけではありません。

その代わり、提出書類の内容が非常に重要になります。

主な提出内容は、これまでの活動、志望理由、入学後の学習計画、自己アピール、任意提出資料、評価者2名による評価などです。

SFCでは、日本語または英語で出願できます。また、面接希望言語も日本語・英語・どちらでも可から選択できます。

ただし、総合政策学部と環境情報学部を同時に出願することはできません。どちらか一方を選ぶ必要があります。

SFCのAO入試で大切なのは、「自分が何に問題意識を持ち、大学で何を探究したいのか」が明確であることです。

例えば、地域課題、教育、福祉、環境、情報技術、国際問題、起業、デザイン、メディア、データ分析など、自分の関心をもとに学びを組み立てたい人には向いています。

一方で、「評定がいらないから楽そう」という考えでは通用しません。

SFCのAO入試では、志望理由・学習計画・自己アピールを深く作り込む必要があります。

また、公式資料では、生成AIで作成された志望理由や自己アピールは、受験生独自の成果物とはみなさないと明記されています。

つまり、AIに丸投げした書類ではなく、自分自身の考えや経験にもとづいた書類を作る必要があります。

看護医療学部では、AO入試が実施されています。

募集人員は若干名です。

方式はA方式とB方式に分かれています。

A方式は、学業成績だけでなく、活動実績や自己評価などを広く見る方式です。B方式は、全体の学習成績の状況が4.5以上であることが必要です。

A方式とB方式の併願はできません。また、出願後に方式を変更することもできません。

選考は、第1次選考が書類審査、第2次選考が面接です。

看護医療学部のAO入試では、看護医療分野への関心や、将来看護医療の分野でどのように活躍したいかが重要になります。

特に、看護や医療に関する体験、ボランティア、探究活動、医療課題への問題意識などがある人は、それを志望理由や活動報告にどうつなげるかがポイントになります。

ただし、募集人員は若干名であり、年度によって合格者数にも差があります。

そのため、看護医療学部を目指す場合も、AO入試だけに絞るのではなく、一般選抜など他の入試方式も視野に入れて準備することが大切です。

公式に公表されているデータをもとに、主な制度の志願者数と合格者数を整理すると以下のようになります。

学部・制度年度志願者数最終合格者数単純倍率
文学部2026年度390名116名約3.36倍
法学部 法律学科2026年度503名99名約5.08倍
法学部 政治学科2026年度505名102名約4.95倍
理工学部2026年度4月入学19名9名約2.11倍
総合政策学部2025夏秋AO・2026年4月入学852名143名約5.96倍
環境情報学部2025夏秋AO・2026年4月入学622名146名約4.26倍
看護医療学部2026年度4月入学71名6名約11.83倍

この倍率は、志願者数を最終合格者数で割った単純倍率です。

慶應の総合型選抜は、決して「一般選抜より簡単な入試」ではありません。

特にSFC、法学部、看護医療学部などは志願者も多く、書類や面接の完成度が大きく問われます。

慶應義塾大学の総合型選抜に向いているのは、次のような高校生です。

まず、自分の興味や問題意識がはっきりしている人です。

「なんとなく慶應に行きたい」ではなく、「慶應のこの学部で、このテーマを学びたい」と言えることが大切です。

次に、高校生活の中で何かに主体的に取り組んできた人です。

部活動、探究活動、課外活動、ボランティア、研究、コンテスト、資格取得、地域活動など、内容は人によって異なります。

大切なのは、活動の肩書きではなく、その活動を通して何を考え、何を学び、大学での学びにどうつなげたいのかです。

また、文章を書く力や面接で自分の考えを伝える力も重要です。

総合型選抜では、志望理由書や自己推薦書、活動報告書などを通して、自分の考えを言葉にする必要があります。

普段から「なぜそう考えたのか」「自分は何に関心があるのか」を整理する習慣が大切です。

慶應の総合型選抜を考えているなら、高3になってから急に準備を始めるのではなく、高1・高2のうちから準備をしておくことが大切です。

まず、学校の成績をしっかり取ることです。

文学部は評定4.1以上、法学部B方式は4.0以上、看護医療学部B方式は4.5以上が必要です。

SFCのように一律の評定基準がない学部もありますが、成績が悪くても問題ないという意味ではありません。

次に、自分の関心分野を見つけることです。

本を読む、ニュースを見る、探究活動に取り組む、オープンキャンパスに参加する、大学の学部紹介を読むなど、自分が何に興味を持っているのかを少しずつ掘り下げていきましょう。

また、活動実績を作ることも大切です。

ただし、「すごい実績がないとダメ」というわけではありません。

大切なのは、活動を通して何を考えたか、どのように行動したか、そこから何を学んだかです。

高1・高2のうちから、自分の活動を記録しておくと、高3で志望理由書を書くときに役立ちます。

高3になったら、まず志望学部の募集要項を必ず確認しましょう。

慶應の総合型選抜は、学部ごとに出願条件、提出書類、選考方法、日程が大きく異なります。

特に、出願時期には注意が必要です。

SFC春AOはかなり早い時期に動き出します。法学部や看護医療学部は9月、文学部や理工学部は10月が出願時期の中心になります。

高3の夏から準備を始めると、書類作成がかなり忙しくなります。

志望理由書、自己推薦書、活動報告書、学習計画書などは、1回書いて終わりではありません。

何度も書き直し、学校の先生や塾の先生に見てもらいながら改善する必要があります。

また、総合型選抜だけに頼り切るのは危険です。

慶應の総合型選抜は倍率も高く、合格最低点や配点が公表されていない制度も多いため、合否を予測しにくい入試です。

そのため、一般選抜の対策も並行して進めることが重要です。

慶應の総合型選抜について、よくある誤解があります。

1つ目は、「総合型選抜は一般選抜より簡単」という誤解です。

慶應の総合型選抜は、書類、面接、小論文、総合考査などを通して総合的に評価されます。単に筆記試験が少ないから簡単というわけではありません。

2つ目は、「すごい実績がないと受からない」という誤解です。

もちろん活動実績が評価される制度もありますが、大切なのは実績の派手さだけではありません。自分の経験をどのように学問への関心や将来の目標につなげられるかが重要です。

3つ目は、「評定がいらない学部なら学校の成績は関係ない」という誤解です。

SFCのように一律の評定基準がない学部もありますが、調査書などの提出はあります。高校での学びにきちんと取り組んできたかは、総合的に見られる材料になります。

4つ目は、「AIで志望理由書を作ればよい」という誤解です。

特にSFCでは、生成AIによって作成された志望理由や自己アピールは、受験生独自の成果物とはみなされないとされています。AIを使う場合でも、最終的には自分自身の考えと言葉で書類を作る必要があります。

慶應義塾大学の総合型選抜は、学部ごとに制度名も内容も大きく異なります。

文学部は評定と文章力、法学部は志望理由と法・政治への関心、理工学部は理系分野への探究心と学力、SFCは問題意識と学習計画、看護医療学部は看護医療分野への意欲が重要になります。

どの学部にも共通しているのは、「なぜ慶應なのか」「なぜその学部なのか」「大学で何を学びたいのか」を明確にする必要があるということです。

総合型選抜は、高3の夏から急いで準備する入試ではありません。

高1・高2のうちから学校の成績を大切にし、自分の興味を深め、活動や学びを記録しておくことが大切です。

慶應義塾大学を総合型選抜で目指す人は、まず自分が受験したい学部の募集要項を確認し、必要な評定、書類、選考内容、出願時期を早めに把握しておきましょう。

慶應義塾大学 入試制度一覧
https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/faculty/examinations/

文学部 自主応募制による推薦入学者選考
https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/faculty/examinations/recommendation-self/

法学部 FIT入試
https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/faculty/examinations/ao-law/

理工学部 分野志向型入試
https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/faculty/examinations/ao-st/

総合政策学部・環境情報学部 AO入試
https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/faculty/examinations/ao-sfc-pem/

看護医療学部 AO入試
https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/faculty/examinations/ao-nmc/

文部科学省 令和9年度大学入学者選抜実施要項
https://www.mext.go.jp/content/20260529-mxt_daigakuc02-000005144_1.pdf

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武田塾は生徒と1対1で指導を行っている個別指導塾です。

個別指導塾とは言っても、キャッチコピーである『日本初!授業をしない』から想像できるかもしれませんが、武田塾の個別指導は一般的な塾とは違い、授業をすることはありません。では、何をするのかというと「勉強法」を伝えていきます。

武田塾の個別指導とは

では、武田塾の個別指導はどういったものなのでしょうか。

紹介していきたいと思います。

指導スタイルについて

武田塾では生徒1名に対して講師が一人つくマンツーマン形式で指導を行います。

指導時間は受講するコースによって異なりますが、指導時間60分がスタンダードです。

やってきてもらった宿題がしっかりと定着しているか確認するテストがあり、こちらは指導時間60分の前に1科目60分かけて行います。

ですので、指導時間60分は丸々指導に充てられる仕組みになっています。

この部分が一般的な個別指導塾との違いです。

指導内容について

成績を上げるには、

①分かる

②やってみる

③できる

この3ステップが必要不可欠ですが、説明型の授業で得られるのは『①分かる』までです。

まず、『①分かる』のに授業は必ず必要ですか?

分かりやすい優秀な参考書は山ほどありますからそれらを使えば『①分かる』はクリアできるはずです。

ちょっと↓画像を見てみてください。

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では、指導時間60分の間に何を行っているのかというと、『②やってみる』、『③できる』というところまで個別で親身になって徹底指導・管理しています。

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武田塾では正しい勉強の仕方や効率的な暗記の仕方から始まり、『②やってみる』、『③できる』に関わる全てのことで指導をしていきます。

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先程説明したカリキュラムに沿って宿題を出していきます。

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