夏は受験の天王山

みなさんこんにちは!

武田塾長町校です。

7月も下旬に入り、夏休みに突入した方も多いのではないでしょうか。本来であればオリンピックが開催され、全国お祭りムードとなるはずでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によってそのような雰囲気にもならなさそうですね・・・

人生に一度あるかないかの日本でのオリンピック、せっかくなら生で見たかった。。というのは心の声ですが、生で観戦して感染、なんてのは笑い事ではなくなってしまうのでテレビの前で日本勢を応援したいと思います。

ちなみに次回の夏季オリンピックはフランスで行われる2024年のパリオリンピックです。

現在高3の子は大学3年生になる年です。(無事、進学、進級できればの話ですが)

その頃には感染がおさまり、国同士での行き来も自由にできるようになっているといいですね!

夏は受験の天王山!夏を制すものは受験を制す!!

前置きが長くなりましたが、受験生にオリンピックは無縁でした。失礼いたしました。

受験生がやるべきことはただ一つですね。^ ^

「夏は受験の天王山」と言われています。

天王山とは、羽柴秀吉(豊臣秀吉)と柴田勝家が覇権をかけて戦った山崎の合戦が語源となっています。そして、天王山を支配した秀吉がこの戦いを制し、天下人となったのです。つまり「天王山」とは勝負の分かれ目という意味合いがあります。

すなわち「夏は受験の天王山」とは「夏が入試で合格・不合格かを決める勝負の分かれ目」ということです。

ではなぜ、秋でも冬でもなく、夏が合否の分かれ目となるのでしょうか。

総計400時間!苦手を潰せる最後の機会!

夏が合否の分かれ目となる一つ目の理由は「自分の時間をたくさん確保できる」からです。

高校三年生は、部活が終わった方も多く、勉強しかやることが無くなったとはいえ、学校がある日は授業や課外活動、掃除、登下校といろいろなところで時間を消費してしまいます。結果、自習の時間は頑張っても6時間ほどしか取れません(6時間取れてたら上出来ですが)。中には1〜2時間程度しか取れていない人もいるのではないでしょうか。

ですが、夏休みに入れば状況は大きく変わります。自分で自習する時間は10時間は取れます。これが40日間ほどあるので総計400時間は勉強に費やせるわけです。

では、400時間あればどのようなことができるのでしょうか。

試しにインタネットで「400時間」と入力したらほぼ全てのサイトが残業に関することでした。日本オソロシイ…

話がそれました。400時間あればできることを以下、列挙してみます。

・単語2000語の暗記・・・1日100個ずつ進めて5日目、6日目で復習という1週間のサイクルを5週間続ければ単語帳1冊分の単語2000語の暗記を達成することができます。

・数学IAもしくはⅡBもしくはⅢの基礎レベルの問題集を1冊完璧にすることができる。

 ・・・入試基礎レベルの問題は全て解けるようになります。「基礎」とつくと簡単に聞こえますが、入試基礎なのでナメてかかると痛い目に遭います。逆に、この入試基礎を完璧にできれば、この時点でマーク模試では7割近く取れますし、後期からの学力の伸びも大きくなります。

・歴史系の一問一答を一周することができる・・・これは英単語と同じで1周することができます。

以上全て合わせてもまだお釣りが来る程度です。400時間、恐ろしいですね。これを有効活用するかしないかはあなた次第です。

気持ちが穏やかな状態で勉強できる最後の機会

夏休みが終わり、9月に入ると学校の雰囲気は一変します。

友達は赤本を持ち始め、先生は入試のことを頻繁に口にするようになります。

そして、夏休みが明けて少しすると共通テストの願書を書かなければならないのです。

そう、後期は周りが受験モードに切り替わるため、相当な受験圧を受けることになるのです。

もちろん、自分の学力に対する圧倒的な自信があればなんてことありませんが、自分の学力に自信がある人なんて極めて少数派です。(東京大学理科三類に受かる人レベルでも相当不安になるらしいです。※個人差あり)そんな中で勉強をしていかなければならないのです。周りが赤本や長文の問題をやっている中で「自分は学力が足りないから」と単語や文法といった一番基礎的なことをやることはできますか?

これ、なかなか厳しいです。頭では語彙力がない、とわかっていても周りがみんな過去問等を解いていると「自分もやらなきゃ」という気持ちになり、単語帳を一冊完璧になるまで継続することはできません。

ということがわかっているのであれば、この夏休みに覚え切ってしまいましょう。

夏は、そんな受験圧がまだ、弱い時期でもあります。この、精神的に楽な時期に基本的なこと(入試直前にはできないけど、重要なこと)を片付けてしまいましょう。

夏は頑張る人とそうでない人の両極端に分かれる

夏に合否が分かれる最後の理由が、単純に、頑張る人とそうでない人の両極端に分かれ序列が固定化されてしまうからです。

自制ができる人は毎日の自分の行動に責任を持って行動することができますが、そうでない人はだらけようとしたらいくらでもだらけてしまいます。

筆者も高校3年の夏休みは夕方に起きてそこから1日がスタート、なんて日は相当ありました。

寝坊をした人のイラスト

こういうタイプは危険です。浪人コースまっしぐらです。(筆者も無事浪人しました)

ゆえに夏休みは頑張れる人とそうでない人のふるいがかけられ、無事にふるいに残った人の中から志望校合格者は生まれるのです。

実際、夏にだらけてしまった人は新学期が始まる際に志望校を落とす傾向にある気がします。

まとめ

夏休みは

・多くの時間が取れる

・安定したメンタルで勉強できる最後の機会

・だらける人とそうでない人で峻別される

という以上の理由から合否がほぼ決まっています。それぐらい重要な時期なのです。

とはいえ、だらけてしまう性格は簡単には治りません。そういう方は「環境」を変えればいいのです。

武田塾長町校では最高の環境を提供しております。

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この夏、勉強しなければいけない環境に身を置き、来春合格を勝ち取るための準備を徹底的に進めていきましょう。

また、勉強法に関しては随時、相談受付中です。ぜひ、無料の受験相談もご活用ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、良い夏を!

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