皆さんこんにちは!武田塾泉中央校です!
今日は、英語のリスニング対策のお話です。
武田塾では「シャドーイング」でリスニング対策をするのですが、そもそもシャドーイングって何の事だかわかりますか?
また、シャドーイングのやり方だけではなく、リスニング問題を解くときのテクニックも一緒に紹介します!
共通テストのリスニング対策!!シャドーイングって、知ってる?
リスニングを課す大学
来年度から実施の「大学入学共通テスト」では、これまでの「センター試験」に比べてリスニングの重要性が増します!
そして、共通テストはもちろんですが、英語に力を入れている大学や学部の一般入試でもリスニングは課されています。
国公立大の入り口では、必ずリスニングが待ち構えているし、二次試験・私立大学でも課される大学はあります。
と、いっても受験生は受験勉強でリスニングにあまり力を入れようとしない傾向がみられるような気がします。
もちろん、これまでは配点的にもあまり重要度は高くないように感じてきたかもしれませんが。
ここから英語リスニングについて話していきましょう。
多少の間違いや勘違いがあっても人間は理解できる!?
英語のリスニングでは、実はすべての言葉を一言一句理解する必要はないのです。
もちろんすべてを聞き取れればそれに越したことはないのですが。
みなさんの日常生活を思い出してほしいのですが、
多少友達の話を聞き逃していたとしても前後の流れから話は理解できますよね?
リスニングにおいて重要なことは、何について話をしていて、その話の中で重要なポイントは何なのかを正しく抑えることです。
後述しますが、リスニングテストでもっとも重要なことは事前に問題文に目を通しておき話のポイントがどこなのか予想しておくことです!
すこし話が変わりますが、受験マンガ単行本「ドラゴン桜」第9巻で、リスニングの対策法が述べられています。
ここで紹介されているリスニング対策法は武田塾のやり方に非常に近いです。
さて、どんな内容かというと・・
ドラゴン桜の英語講師・川口先生がリスニングの極意を生徒に教えています。
たとえば、「様予がおかしい」と黒板に書いて生徒に読ませると、女子生徒は何の迷いもなく「ようすがおかしい」と読んでしまう。
でも「子」の字が「予」の字になっている。・・・
人間は無意味なものの中にも意味を見つけ出してしまいます。
少し間違っていても、人間は無意識に修正して理解するということをおこなっています。
同じことが人間の聴覚にも言え、人間の聴覚は意外といい加減で、人と話している時にしっかりと聞こえているのは全体の7割にすぎないといいます。
それでも、みなさんが普通に理解できるのは「日本語を知っているから」。
不完全な部分も脳で補って理解することができるのです。
これが、英語になるとどうでしょう?
普段から英語を皆良くしらない上に、一旦聞きそびれると、脳でも理解できない。
つまり、これではお坊さんが唱える「お経」と同じで、読み上げられても意味不明で、理解もできないんです。
じゃあ、英語を大量にCDで聞けば脳が働くのか?それは無理ではありませんが、とても効率が悪いです。
なぜなら、ただ英語を聞き流すリスニングの勉強自体が「受け身」だからなんです。
外国に住んでいて英語を使わざるを得ない状況ならまだしも、日本に住みながら数時間英語を聞いても受け身の状態に変わりはなく、受け身の一方的な刺激を与えられても脳は働かないんです。
リスニング対策の問題集を買って英文を聞きまくっても同じです。
受け身である以上、右耳から左耳に抜けていってしまいます。記憶に残らない。
しかし、脳を活発に働かせて受動的にではなく、能動的に勉強する方法があります。
それは、
「英語の本を、声を出して読むこと」
それも「追い読み」が効果絶大です。 武田塾流に言うと「シャドーイング」なんです。
シャドーイングのやりかた
ドラゴン桜では、「速読英単語」の必修編を使って説明していますが、ちょっと文章が短いです。
武田塾ルートでは、「速読英熟語」のシャドーイングがルートにあるので、それで実戦していきましょう。
もちろん、ドラゴン桜のほうでも、慣れたら速読英熟語で追い読みをするように言っています。
CDプレーヤーの再生ボタンを押したら、意味は追わず、外人が言った1秒後くらいに実際に声を出して読んでいきましょう。
英語特有の一呼吸おいて読むところや発音も強弱も極力真似て声に出します。
最初は「句」ごとに、馴れてきたら「節」ごと、一文ごとに追い読みができるようになりましょう。
そして、読んだあとは単語・熟語の復習をするとなお頭に自然に英文が入ってくるようになります。
追い読みでリズムが身体にしみこんでいくと、文の構造が わかってくると思います。
そうすると構文理解がスムーズになるし、 和訳にもつながってきます。
そして・・馴れてきたら意味も理解するようにも努めてみましょう。
みんな小学校の時に、クラス全員で国語の文章を音読した経験はないでしょうか?
実はちゃんと理にかなった指導法だったんです。
本番で使えるテクニック
① 当たり前ですが、放送中は必ずメモを取ります。自分の選択した答えの根拠を残しておくようにしましょう。
英文は2回読まれます。1発で答えを出し、2回目の放送でそれが正しいのかチェックするのが鉄則です。共通テストでは、一度しか読まれないパターンも存在するのでより一層メモの重要性が高まります。
② リスニングは放送が始まる前に問題文を読んで英文内容を想像しておきましょう。そうすれば前述した、聞き漏らしを防ぐことにもつながりますし、多少の聞き漏らしが起きても意味を補いやすくなります。何について話をしているのか概要を抑えておきましょう!
③ 過去問があるならば事前に必ずチェックしましょう。リスニングにも各大学にそれぞれクセがあります。共通テストの場合はこれまでの試行問題や模試などをフル活用しましょう!
これでリスニング対策も武田塾のやり方でいけます!
一朝一夕で身につくものではないので、根気強く繰り返していきましょう!