入試まであと半年を切りました

みなさんこんにちは!

武田塾長町校です。

9月も下旬に入り、夏の暑さも落ち着き少し肌寒い時期となりました。

高校3年生や浪人生の方は、基礎から演習問題へシフトするなど、追い込みの時期に入ってきたのではないでしょうか。

私が受験生だった頃を思い出すとこの時期、大手予備校が実施している模試を立て続けに受験していた記憶があります。マーク式の模試や記述模試、オープン模試など毎週のように受験していました。。

そんな中で志望校の判定が悪かった時は誰にも報告することができず、一人で苦しんでいたのは今となっては良い思い出です。

さて、そんな数字(各科目の得点や偏差値)という客観的なデータが揃ってくる時期、自分の現在の学力と志望校へのギャップに打ちのめされてしまう生徒さんが続出するであろうこの時期のメンタルの持ち方について私なりの考えを書いていこうと思います。

現実的に考えられる人はすでに一歩進んでいる

少し私の話をさせて下さい。

私は田舎の私立高校に通っていました。その高校は数年に一度、東大や京大合格を輩出していましたが、進学校とまでは言えないような高校でした。

私は、負けず嫌いの性格上、絶対にその1人になってやろうと志望校は京都大学でした。

しかし、学力はその学校では平均程度。お世辞にも「勉強できる」生徒ではありませんでした。

といっても当時は自分が最強だと思っていたので(笑)まさか自分が京都大学に行けないなんてことはありえない、と心の底から思っていました。

当然の如く模試の結果はいつもE判定だったのですが

「まだ勉強してないから仕方ない」

「勉強を本気でやったらAは厳しくてもB判定か最低でもC判定は取れる」

と信じて疑うことはありませんでした。

こうした経験がある私からすると、自分の学力と志望大学とのギャップを認識できていること自体、すごいことだと思います。

なので

現実的に考えられている=自分の現在の学力を把握している

というようにポジティブに捉えてみましょう。

自分の学力を把握できたらあとは勉強するだけ

自分が努力をしないただの勘違い野郎だった経験を踏まえると、まず、自分の学力と志望校とのギャップを認識できているだけでもすごいことです。うん。すごい。

ただ、それで自分の学力にあった志望校を選んでしまうとそこから成長することはありません。

だからこそ、志望校は高く持ち続けるべきです。

その第一志望校に必死に食らいついていくことが重要です。

で、願書を書く直前まで頑張る。

そして初めて自分の学力を現実的に捉えて受験校を意識すればいいのだと思います。

ただ、あくまでこれは勉強マインドの話であって具体的な勉強法の話ではありません。

志望校に食らいつく具体的な勉強法

もちろん、勉強法は志望校によらずほぼ同じです。

すなわち、自分の学力に応じた勉強をやる、ということです。

英単語帳を一冊覚えていないのであれば一冊完璧に覚え切る、文法が足りていないのであれば文法からやり直すということから初めてください。

私は高校3年生の頃、無駄に高い志望校を持っていた、という話は前述したとおりですが、京都大学を目指していたため秋には京都大学の赤本しかやっていませんでした。

当時の偏差値は大体55程度。

単語も文法も固まっていないかったにもかかわらずとにかくひたすら赤本の問題を解きまくっていました。

単語や文法といった基礎が固まっていないにもかかわらず、長文といった応用(演習)問題に入ったところで学力はつきません。

勉強というものは順序を間違えるとザルで水を掬うようなもの。

学力は伸びないと言い切ることができます。

だからこそ、「何を、どのように勉強していくか」ということに対してしっかりと自分と向き合い決めていく必要があります。

しかし、自分を客観的に見て、焦る気持ちを抑えながら着実に勉強を進めていくことはとても大変なことです。

極論を言えば、受験1ヶ月前に迫った直前期であっても単語や文法といった基礎力が足りないのであれば基礎を徹底的に固めるべきで、優先すべきは過去問ではありません。

入試1ヶ月前に単語帳をあなたは自分の意思で開くことはできますか?

演習問題ばかりをやってしまい、単語帳は後回しになってしまいますよね。

なので、これは学校の先生であったり塾を頼ってもいいのではないのではないかと思います。

第三者の視点を持ち、自分に足りないものを埋めていきましょう。

まとめ

この時期、志望校を変える生徒さんはたくさんいます。

志望校を上げられる、もしくはそのままで行こうと考えている生徒さんは素晴らしい、この調子で頑張って欲しいです。

志望校を下げようか考えている方は、まだ野心を持ち続けても良いのではないでしょうか。

夢は大きく、だけど目の前のことから着実にこなしていってください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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