こんにちは!武田塾仙台エリアです!

高校3年生・浪人生の皆さん、共通テスト数学の対策は順調に進んでいますか?

「時間が足りず、最後まで解き終わらない」「解説を読めば理解できるのに、模試では点数が取れない」「計算ミスが多く、見直しの時間も確保できない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

実は、共通テスト数学で時間が足りなくなる原因は、単純な計算スピードの遅さだけではありません。問題文の読み取りや解法の判断、難しい問題に時間を使いすぎてしまうことなど、さまざまな原因が考えられます。

今回は、最新の出題傾向を踏まえながら、2027年1月実施の共通テスト数学で時間切れを防ぐ勉強法と、70分間の時間配分について解説します!

まずは、共通テスト数学の基本情報を確認しましょう。

2027年度の大学入学共通テストは、2027年1月16日(土)・17日(日)に実施されます。

科目試験時間配点
数学Ⅰ・数学A70分100点
数学Ⅱ・数学B・数学C70分100点

※数学①には「数学Ⅰ」もありますが、今回は「数学Ⅰ・数学A」を中心に説明します。

どちらも70分間で解答する必要がありますが、共通テスト数学では、問題文を読んで状況を理解する時間も必要になります。

また、問題の途中に会話文や図表が登場したり、それまでの考察を使って条件を変えた問題に答えたりすることもあります。

つまり、公式を覚えているだけでは、時間内に得点することが難しい試験なのです。

2026年度共通テスト数学の平均点は?

2026年1月に実施された共通テスト数学の平均点は、次のようになりました。

科目2026年度2025年度
数学Ⅰ・数学A47.20点53.51点
数学Ⅱ・数学B・数学C54.52点51.56点

※大学入試センター公表の平均点。

数学Ⅰ・Aは前年度より6点以上低下しており、数学Ⅱ・B・Cは約3点上昇しました。

2026年度の数学Ⅰ・Aでは集合と命題、2次関数、データの分析、図形の性質、場合の数と確率などが出題されました。

一方、数学Ⅱ・B・Cでは、公式の導出や証明を穴埋め形式で考えさせる問題、複数の分野を組み合わせた問題などが出題されています。

こうした問題に対応するためには、基本的な解法を身につけたうえで、共通テスト特有の出題形式に慣れておく必要があります。

時間切れを防ぐためには、まず自分がどこで時間を使いすぎているのかを知ることが大切です。

①問題文の条件を整理するのに時間がかかる

共通テスト数学では、会話文や図表、文章で説明された条件などを読み取る必要があります。

このとき、何を求める問題なのかがわからず、何度も問題文を読み返してしまう人もいるでしょう。

②基本的な解法を思い出すのに時間がかかる

公式は覚えているものの、問題を見たときにどの公式を使えばよいか判断できないケースです。

特に、模試では解けなかったのに、解説を読んだら「この問題、知っていたのに!」と感じる人は注意が必要です。

③計算に時間がかかる・計算ミスが多い

途中計算に時間がかかったり、計算ミスに気づいて最初からやり直したりすると、その分だけ時間が不足します。

ただし、速さだけを意識して途中式を省略しすぎると、かえってミスが増える場合もあります。

④難しい問題にこだわりすぎる

一つの設問に時間をかけすぎて、後半の解ける問題に手をつけられなかった経験はありませんか?

共通テストでは、すべての問題を順番通りに解き切ろうとするよりも、限られた時間で得点を積み重ねることが大切です。

ここからは、具体的な勉強方法を紹介します。

①問題文の条件とゴールを整理する練習

共通テスト数学では、長い問題文をただ速く読むのではなく、必要な情報を正確に読み取ることが重要です。

例えば、問題文を読んだら、次の3つを意識してみましょう。

  • 何が与えられているのか
  • 最終的に何を求めるのか
  • 途中の設問がどのようなヒントになっているのか

必要に応じて条件に印をつけたり、図に情報を書き込んだりするのも効果的です。

特に共通テストでは、前の設問で求めた結果を利用して次の問題に進むことがあります。

一つひとつの設問を独立した問題として考えるのではなく、問題全体の流れを意識しましょう。

②基本的な解法をすぐに思い出せるようにする

問題を見たとき、基本的な解き方がすぐに思い浮かびますか?

例えば、2次関数の最大値・最小値を求める問題であれば、平方完成や定義域の確認など、必要な考え方をすぐに使える状態が理想です。

そのためには、学校の問題集や『基礎問題精講』などを使い、典型問題を繰り返し解くことが重要です。

解説を読んで理解するだけではなく、「問題を見たときに解法を説明できるか」「何も見ずに最後まで解けるか」まで確認しましょう。

なお、基本問題で手が止まる場合は、無理に共通テスト形式の演習を増やす必要はありません。まずは苦手単元の基礎を優先して固めましょう。

③計算の正確さとスピードを両立させる

共通テスト数学では、計算ミスを減らすことも重要です。

特に、符号の処理や分数計算、式の展開などで時間を使いすぎている場合は、短時間でも計算練習を取り入れてみましょう。

おすすめなのは、毎日5〜10分程度、基本的な計算問題に取り組むことです。

ただし、途中式を極端に減らすことはおすすめしません。

自分が間違えやすい部分は途中式を残し、計算の流れを確認できるようにしましょう。

大切なのは、ただ速く計算することではなく、正確に解くための手順を身につけることです。

④70分間の通し演習を行う

基礎がある程度身についてきたら、実際の試験時間を意識した演習に取り組みましょう。

共通テスト数学の制限時間は、数学Ⅰ・Aも数学Ⅱ・B・Cも70分です。

過去問や予想問題を使用し、時間を測って解答してみてください。

演習後は、点数だけでなく、次の項目を確認することが大切です。

  • どの大問に何分かかったか
  • 時間が足りず解けなかった問題はどこか
  • 時間があれば解けた問題はあったか
  • どの問題を後回しにすべきだったか

例えば、前半の大問に時間を使いすぎて後半の問題に手をつけられなかった場合、解く順番や時間配分を見直す必要があります。

一方、時間が足りていても正答率が低い場合は、時間配分よりも基礎知識や問題の理解に課題があるかもしれません。

このように、演習結果を分析して次の対策につなげましょう。

⑤解けない問題を後回しにする判断力を身につける

共通テストでは、難しい問題にこだわりすぎないことも重要です。

例えば、ある設問で2〜3分考えても方針が立たない場合は、一度印をつけて次へ進むことを検討しましょう。

もちろん、問題によって必要な時間は異なるため、必ず2〜3分で諦めるという意味ではありません。

ただし、一つの問題にこだわった結果、簡単な問題を解く時間がなくなってしまってはもったいないですよね。

また、共通テストは途中の設問を利用して後半を解く形式もあるため、わからない部分があっても、次の設問に進めるか確認してみましょう。

「難しい問題は絶対に解かない」ということではなく、「限られた時間で得点を最大化する」という意識が重要です。

⑥過去問・模試の解き直しを徹底する

最後に紹介するのは、過去問や模試の復習です。

共通テスト数学の成績を伸ばすうえで、一度解いた問題を確実に解けるようにすることは欠かせません。

特に注意したいのは、解説を読んで納得しただけで終わってしまうことです。

復習の際は、間違えた原因を次のように分類してみましょう。

失点原因次に取り組むこと
公式・解法がわからなかった基礎問題集に戻って復習
問題文を読み間違えた条件の整理方法を見直す
計算ミスをしたミスの原因を確認し、解き直す
時間が足りなかった解く順番・時間配分を改善
誘導に乗れなかった設問同士のつながりを確認

このように、自分の失点原因を把握してから復習することで、次回の演習で何を改善すればよいのかが明確になります。

また、時間内に解けなかった問題は、演習後に時間制限を外して解いてみることもおすすめです。

時間をかければ解けるのか、それとも知識自体が不足しているのかを区別することができます。

ここまで勉強法を紹介してきましたが、具体的にどのような時間配分で解けばよいのでしょうか。

ここでは、2026年度の問題構成をもとに、モデルケースを紹介します。

数学Ⅰ・Aの時間配分

2026年度の数学Ⅰ・Aは、大問4題がすべて必答でした。

大問配点時間配分の例
第1問30点18分
第2問30点18分
第3問20点14分
第4問20点14分
見直し・残した問題―6分
合計100点70分

※2026年度の問題構成に基づく一例です。2027年度の大問構成や配点が同じになることを保証するものではありません。

数学Ⅰ・Aでは、前半の大問に時間をかけすぎてしまうと、後半の図形や確率の問題に取り組む時間が不足します。

まずは時間配分の目安を設定し、演習の結果に応じて自分に合った配分へ調整しましょう。

数学Ⅱ・B・Cの時間配分

2026年度の数学Ⅱ・B・Cは、必答3問と選択問題4問で構成され、選択問題は4問から3問を解答する形式でした。

大問分野(2026年度)時間配分の例
第1問図形と方程式10分
第2問三角関数10分
第3問微分・積分13分
選択問題①選択した分野11分
選択問題②選択した分野11分
選択問題③選択した分野11分
見直し・残した問題―4分
合計―70分

数学Ⅱ・B・Cの場合は、選択問題をどう選ぶかも重要です。

2027年度も、数学Bの「数列」「統計的な推測」、数学Cの「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」の4分野から3分野を選択する方式です。

つまり、4分野のうち1分野は選択せずに受験できます。

ただし、事前に一つの分野を対策しないと決めてしまうと、本番で残りの3分野のうち一つが難しかった場合、選択肢がなくなってしまいます。

特に高得点を目指す人は、複数の選択パターンを検討できるよう準備しておくと安心です。

また、解答する問題番号を間違えないよう、マークの確認にも注意しましょう。

共通テスト数学では、全員が同じ勉強方法で得点を伸ばせるわけではありません。

例えば、模試で40〜50点程度の人と、70点以上を安定して取れている人では、優先する対策が異なります。

5〜6割を目指している人

まずは基本問題を確実に解ける状態を目指しましょう。

公式や典型問題の解法が身についていない場合は、共通テスト形式の問題を大量に解いても、得点が安定しにくいです。

学校の問題集や基礎問題集で苦手分野を補強し、比較的取り組みやすい設問を正確に解けるようにしましょう。

7〜8割以上を目指している人

基本問題を解けるだけではなく、共通テスト特有の誘導や初見の設定に対応する力が重要になります。

時間を測った演習を増やし、解く順番や判断にかかる時間を見直しましょう。

また、解けなかった問題だけでなく、正解した問題についても「もっと短い時間で解けなかったか」と振り返ることをおすすめします。

東北大学や宮城教育大学、宮城大学などの国公立大学を志望する人は、志望学部の共通テスト配点や個別試験とのバランスも考えながら、必要な目標点を設定しましょう。

共通テスト数学の対策におすすめなのは、現在の学力に合った参考書を段階的に使用することです。

基本的な公式や解法に不安がある人は『入門問題精講』『基礎問題精講』などで土台を固め、その後『短期攻略 大学入学共通テスト』シリーズや共通テスト形式の問題集へ進みましょう。

また、共通テスト独特の問題の読み方や解き方を学びたい人には、『きめる!共通テスト』シリーズなども選択肢になります。

ただし、共通テスト本番までの時間が限られている場合は、紹介した参考書をすべて終わらせる必要はありません。

現在の成績と苦手分野を確認し、必要な教材に絞って取り組むことが重要です。

参考書の詳しい特徴やおすすめの使用順については、こちらの記事で紹介しています。

関連記事:【2026年度版】武田塾がおすすめする共通テスト対策の参考書【数学編】

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今回は、2027年度共通テスト数学に向けて、時間切れを防ぐための勉強法と70分間の時間配分について紹介しました。

共通テスト数学で時間が足りない原因は、計算スピードだけではありません。

問題文の読み取り、解法を思い出す速さ、計算の正確さ、解く順番の判断など、さまざまな要素が関係しています。

まずは過去問や模試の結果から自分の課題を明確にし、必要な対策を進めていきましょう。

また、70分間の演習では、単に時間内に解き切ることを目標にするのではなく、「どの問題で得点を取るか」「どこに時間を使うべきか」を意識することも大切です。

2027年度共通テスト本番まで、残り約2か月半。今からでも改善できる部分はあります。

焦って新しい問題集を増やすのではなく、一度解いた問題を確実に解けるようにしながら、本番で実力を発揮できる準備を進めていきましょう!

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