私立医学部医学科への合格は、非常に高い壁ですが、正しい戦略と参考書選びで十分に突破可能です。本記事では、私立医学部医学科入試を見据えた勉強法・参考書の選び方を、私立医の特徴を踏まえながら詳しく解説していきます。


① 大学ごとの出題傾向が大きく異なる

私立医学部では、大学ごとに出題の傾向が大きく異なります。したがって、共通テストや一般的な模試の対策だけでは不十分で、志望校に特化した過去問研究が不可欠です。

  • 日本医科大学:英語長文で医学系テーマ(臓器移植・パンデミックなど)が頻出
  • 順天堂大学 :英語で「会話文+長文+要約」など多様な形式
  • 近畿大学  :数学では「整数」「確率」の出題頻度が高い

出題形式・頻出分野・記述の有無など、大学別の研究が合格の鍵となります。


② 英語・数学・理科の得点が合否を大きく左右する

私立医学部の多くでは、**英語・数学・理科(物理・化学・生物)**の配点が非常に高く、高得点勝負になります。1科目でも弱点があると不利になりやすいため、全科目の完成度が求められます


③ 小論文・面接の比重が高い大学も多い

たとえば金沢医科大学では、一般選抜の520点中、小論文・面接が170点と、3分の1近い配点を占めます。

他の大学でも、小論文と面接の得点で逆転合格や逆転不合格が起きるケースも少なくありません


④ 学費が高く、倍率も非常に高い

私立医学部の学費は、6年間で2,000〜4,000万円と非常に高額です。定員も少ないため、倍率は10〜20倍に及ぶこともあり、競争は激化しています。


高校1年生から勉強を始める場合(1日1.5〜2時間が目安)

高1:基礎学力の徹底・学習習慣の定着

  • 4〜6月:主要3科目(英数理)の学校内容を確実に理解
     → 教科書+簡易な問題集で授業内容を復習する
  • 7〜9月:英単語・文法、数学の計算力、理科の基礎知識の積み上げ
     → 英語:『システム英単語Basic』、数学:『フォーカスゴールド(教科書準拠)』
  • 10〜12月:英文法・計算分野の完成、化学・物理・生物の基礎用語暗記
  • 1〜3月:高校2年内容の先取り+暗記強化(英単語・用語など)

1日の勉強時間目安:平日1.5時間/休日2.5〜3時間


高校2年生から勉強を始める場合(1日2.5〜3時間が目安)

高2:基礎固めと応用力の土台作り

  • 4〜6月:苦手科目の洗い出し・基礎のやり直し
     → 数学:『基礎問題精講』、英語:『ポラリス英文法』、理科:『重要問題集 基礎編』
  • 7〜9月:応用問題への取り組み、記述・論述形式への対応練習
     → 志望校の出題形式を把握しながら演習
  • 10〜12月:志望大学の過去問に挑戦開始(まずは傾向をつかむ)
     → 志望理由書や小論文対策も徐々にスタート
  • 1〜3月:志望校を1〜2校に絞って本格的な過去問演習開始

1日の勉強時間目安:平日2.5〜3時間/休日4〜5時間


高校3年生から勉強を始める場合(1日5〜6時間が目安)

高3:即戦力化とアウトプット重視の戦略

  • 4〜6月:基礎の総点検と弱点補強を最優先
     → 参考書:英語『ポラリスシリーズ』、数学『基礎問題精講』、理科『重要問題集』
  • 7〜9月:標準〜応用問題集への取り組み&記述問題対策
     → 模試・演習で実戦力を養う
  • 10〜12月:志望校の過去問演習・小論文・面接対策を本格化
     → 週ごとに大学別に時間配分する
  • 1〜2月:受験校の出題傾向に絞った演習+最終確認
     → 面接練習・小論文添削もこの時期に集中して実施

1日の勉強時間目安:平日5〜6時間(学校以外)/休日8〜10時間


?まとめ表(1日あたりの勉強時間)

学年平日休日
高1から開始1.5時間2.5〜3時間
高2から開始2.5〜3時間4〜5時間
高3から開始5〜6時間8〜10時間


英語

  • 医系単語(例:vaccine, symptom, diagnosisなど)の習得が必須
  • 長文問題集で「医学系テーマ」に触れ、内容理解と背景知識を強化
  • 時間内に読解し、根拠を持って選択肢を選ぶ練習を日々行う

数学

  • 頻出分野(整数・確率・図形など)のパターン演習を繰り返す
  • 間違えた問題は、解答の完全再現ができるまでやり直す
  • 記述力の強化には、添削指導を活用するのがおすすめ

化学

  • 理論・無機・有機の全体像を理解しながら進める
  • 医学部ではグラフや文章を読み取る応用問題が頻出
  • 「なぜその反応が起きるのか」まで理解を深めることが重要

物理

  • 公式をただ覚えるのではなく、使う理由を理解して解く
  • 医学部特有のテーマ(心臓の拍動→周期運動など)にも慣れる
  • 記述問題では解説の論理構成を真似しながら書く練習を

生物

  • 融合問題(例:遺伝+代謝、ホルモン+神経など)への対応が鍵
  • 図・模式図・フローチャートなどを自分で再現できるようにする
  • 用語や仕組みを「正確に」覚えることが大切

小論文・面接

  • 医学に関するニュースや書籍を要約→自分の意見を持つ訓練を日常的に
  • 小論文は構成力・表現力の添削指導を活用して質を上げる
  • 面接では「なぜ医師になりたいのか」「どんな医師になりたいのか」を自分の言葉で話せるようにする

私立医学部の入試は、出題傾向・配点・面接の重視度・学費・倍率と、すべてが他の学部と異なります。だからこそ、「正しい方向の努力」こそが合格のカギとなります。

志望校の傾向に合わせて参考書や対策を選び、基礎→応用→過去問→面接・小論文対策と、1年を通じて計画的に取り組んでいきましょう。

詳しく知りたい方は、ぜひ校舎までご相談ください!

武田塾仙台駅前校から医学部に合格した岩間隆太さんの合格体験記です!

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武田塾は生徒と1対1で指導を行っている個別指導塾です。

個別指導塾とは言っても、キャッチコピーである『日本初!授業をしない』から想像できるかもしれませんが、武田塾の個別指導は一般的な塾とは違い、授業をすることはありません。では、何をするのかというと「勉強法」を伝えていきます。

武田塾の個別指導とは

では、武田塾の個別指導はどういったものなのでしょうか。

紹介していきたいと思います。

指導スタイルについて

武田塾では生徒1名に対して講師が一人つくマンツーマン形式で指導を行います。

指導時間は受講するコースによって異なりますが、指導時間60分がスタンダードです。

やってきてもらった宿題がしっかりと定着しているか確認するテストがあり、こちらは指導時間60分の前に1科目60分かけて行います。

ですので、指導時間60分は丸々指導に充てられる仕組みになっています。

この部分が一般的な個別指導塾との違いです。

指導内容について

成績を上げるには、

①分かる

②やってみる

③できる

この3ステップが必要不可欠ですが、説明型の授業で得られるのは『①分かる』までです。

まず、『①分かる』のに授業は必ず必要ですか?

分かりやすい優秀な参考書は山ほどありますからそれらを使えば『①分かる』はクリアできるはずです。

ちょっと↓画像を見てみてください。

「入試に必要なすべての英文法の基礎をこの1冊に完全収録!」と書かれていますよね。

だったら授業を受けるより読んだ方が早いですよね?

武田塾では基本的に英文法だったり公式だったり読めば分かるものをイチから全て説明をするのはムダだと考えているので授業をしていません。

では、指導時間60分の間に何を行っているのかというと、『②やってみる』、『③できる』というところまで個別で親身になって徹底指導・管理しています。

②やってみる』、『③できる』には学校や塾での演習時間内では足らず、どうしても自己学習が必要になってきます。

授業中は出来てもいざ独りでやってみるとできなかったり、暗記が上手くいかなかったり、そんな経験はありませんか?

武田塾では正しい勉強の仕方や効率的な暗記の仕方から始まり、『②やってみる』、『③できる』に関わる全てのことで指導をしていきます。

カリキュラムについて

いきなり、滅茶苦茶レベルの高い参考書をやれって言われも困りますよね?

そこで、武田塾では市販の参考書のレベルだったり効率的な使い方だったり全て分析しています。

各生徒の入塾時のレベルに合った参考書から志望校合格まで、どの参考書・問題集をどの順番でやって、、、というのをまとめてて、入試日まで残された日数を元にカリキュラムを作成しています。

『志望校』、『生徒のレベル』、『入試までの残り日数』が分かれば自動的にカリキュラムができ、独自のシステムを使って進捗を追いかけていくので、講師によってカリキュラムがぶれたりすることはあり得ません。

もちろん生徒の予定だったり苦手分野だったりに合わせてペースを変えることだってできます!

宿題について

宿題無くして武田塾にあらず

成績を上げるステップの『②やってみる』、『③できる』には自己学習が必要です。

その自己学習のサポートとして武田塾では徹底的に宿題を管理していきます。

先程説明したカリキュラムに沿って宿題を出していきます。

カリキュラムに沿って宿題が出されるので講師によって宿題が違ったり出されなかったりするということはあり得ません。

さらにその宿題の出し方にもこだわっていて『4日進んで2日戻る』という方針で宿題を出しています。

心理学者であるエビングハウスの実験によると20分後には42%、1日後には74%も忘却するという結果が出ています。

忘却には実は『再認可能忘却』と『完全忘却』という2種類があります。それぞれの言葉の意味は文字通り、再び認識できる忘れ方と完全に記憶がなくなってしまう忘れ方なのですが、大事なのは『再認可能忘却』の時に復習をすれば記憶が強化されるということです。

短期記憶を中・長期記憶へ変えていく作業に必要不可欠なのが『4日進んで2日戻る』というスタイルです。

武田塾に興味を持っていただけましたでしょうか。

そんな方はぜひ、無料の受験相談、体験特訓おまちしてます!!

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