2月です。
1年前を思い出せますか?さてこれから受験に向けて勉強してゆこうと意気込んでいたとき。
半年前を思い出せますか?夏の暑さにへばりながら、頑張ろうとしていたとき。
3ヶ月前を思い出せますか?過去問などに向き合ってそのレベルにいろいろの思いをしていたとき。
そしていよいよ2月です。
ここまでの時間にある程度満足出来ている人もいるでしょうし、不満足な気持ちをかかえている人もいるでしょう。でも、2月 試験本番です。
まず、あなた自身を整えてください。
体調不良になって、2、3日寝込むなんてことは避けたいです。気持ちも不安定にならないようしたいです。
前にも書きましたが、1つの方法としては、「朝型にして、夜早めの時間に寝る、朝きちんと起きるという規則的な生活」をすることです。これは有効な手段です。
受験する大学のなかで、一番早く始まる試験時間を見て、その3時間前に起きることを習慣にして欲しいです。頭の働きは起きてから3時間程度でフル回転出来るようになるのだそうです。毎日起きることも試験準備のひとつです。
あと1ヶ月ちょっと、是非そういう生活をしてください。
こまめにうがいをする、手洗いをするというのも忘れないで。
そして、一番大切なことは「諦めないこと」です。
試験日までの最後の一秒まで頑張ること
(でも、前の日はキチンと寝ましょう)
試験時間中の最後の一秒までがむしゃらでいること
(でも、落ち着いた視点はもっていてください)
試験が全部終わる前に、先に受けた大学の発表があることもあります。そこで出てくる結果に一喜一憂しないでいてください。もう1ヶ月少ししたら、そうしたこと―ものすごく喜んだり、ものすごくクヨクヨしたり―をする時間はいくらでもあります。だから、とにかく今は一歩でも足が前に進むことを考えてください。
最後まできちんと走りきりましょう。
少し前にいた、仙台の武田塾生のことを書きましょう。
一人は、共通テストで失敗してそこで気持ちが途切れてしまったという人です。高2の頃から本当に必死で勉強をしてきて、最初は無謀かと思われた第一志望についても、もしかしたらどうにかなるのでは?というくらいまで持ち上げてきていました。
旧帝大はギリギリか、横国くらいだと十分に勝負出来るだろうというくらいの力をつけてきたことは賞賛に値することでした。
でも、この方は1月半ばで終わってしまったんです。
共通テストで失敗した。そのことで気持ちも終わってしまい、殆ど私大も受けず、共通テスト出願で受かった滑り止めの大学(ここまで学力が伸びたらそこへは行かないよなというレベルでした)にそのまま行ったのです。随分と校舎のスタッフもお話をしていましたが、その方の気持ちがもう一度受験に向くことはなかったのです。いまどうしているだろう?ととても気になります。
何故あれだけ2年近くも自分が頑張っていたことを、そんな風に放り出してしまえるのだろうと思います。
もう一人は、2月後半になっても合格が決まらずひどく気持ちが下がっていた人です。
その方はそれでも毎日塾に通ってきていて、毎日のようにお話をしました。
とても辛い気分のなか、どうにか気持ちを切らさないで、毎日自習室に来て勉強をしてくれていて、3月に入ってからの後期入試でうまく合格を掴んでくれました。
その人は、その合格が決まらずにいた2、3週間のことを一生忘れないと言います。きっとこの先、いろんなことがあっても、その投げなかったという思いはその人を支えてくれるのだと思います。
私たちが出来るのは、あなたたちを応援することだけです。勉強や気持ちの支えになることが出来たら、望外の喜びです。
でも、最後に自分を支えて、試験を受けて、合格をつかみ取ってくるのは、あなた自身です。
いろいろの学生の方をみています。
努力を重ねて、思い描いた志望校に合格する方、不本意な結果である方、いろいろいます。
それでも、それは新しいスタートです。
不本意なところから、ものすごく素晴らしい未来を切り開いている方もいっぱいいます。
とにかく、頑張れ。
調子を崩さないように。
気持ちが折れないように。
最後まで走りきるように。
頑張れ
私たちはみんな心からあなたたちを応援しています。
2月は、殆ど受験生のための文章になってしまいますね。
非受験学年の方、是非先輩たちの受験する姿を目に焼き付けておいてください。
この緊張した空気を感じていてください。
必ず、あと一年、二年先にあなたたちは、この中にいることになるのですから。
まだまだ先と思っていませんか?あっという間ですよ。
今年一年どれだけ早かったですか? なので、いま出来ることをしておくことは、とても大切です。
「今週は宿題がやりきれなかった」という連絡を何度も出すのはやめましょう!!それに後悔している塾生を何人も見てきました。本当ですよ。
毎日頑張ること
毎日をしっかり過ごすこと
それが、1ヶ月先、半年先、一年先、受験の時に大きな意味を持ちます。
あなたたちの未来を私たちは応援していますよ。
自分の目標、希望、未来に向けて頑張りましょう。