こんにちは、武田塾仙台駅前校です!

武田塾では、仙台市とその周辺の高校にご挨拶に伺っています。

第3回目は仙台市立仙台青陵中等学校です。

仙台市立仙台青陵中等教育学校について

青陵中等教育学校は、中学校・高等学校が一つの学校として一体化した学校です。高校からの入学はできず、適性検査や面接、志望理由書を資料とした入試選抜が行われています。

仙台市立仙台青陵中等教育学校の基本情報

偏差値 :- (高校入試がないため不明)

課程:全日制

学科:普通科(前期課程3年、後期課程3年)

住所:〒989-3201 宮城県仙台市青葉区国見ケ丘7丁目144

アクセス

仙台駅から市営バス青陵校・国見ヶ丘行きで青陵中等教育学校前下車

JR仙山線国見駅から徒歩25分

JR仙山線東北福祉大前駅から徒歩25分

TEL022-303-5551

URLhttps://www.jhs.tohoku-gakuin.ac.jp

部活動

運動部

野球、ソフトテニス、サッカー、陸上、バドミントン、卓球、剣道、バレーボール、バスケットボール部

文化部

吹奏楽部、演劇部、科学部、美術部、囲碁・将棋部、茶道部、写真部、合唱部、文芸部、放送部、ロボット研究部

仙台市立仙台青陵中等教育学校の入試情報・進路情報

入試情報(2021年度版)

選抜には、調査書・作文・面接・適性検査などが行われます。これは公立の中等教育学校では、規定で入学の際に学力検査を行わないものとされているためです。

募集定員 :140名

入試選抜方法:小学校からの報告書( 調査書), 適性検査( 総合問題・作文), 面接, 志願理由書

令和4年度入試は258名の応募があり、倍率は1.84倍でした。

進路状況(令和2年度)

国公立大学編

大学名合格者数
東京大学2名
京都大学1名
東北大学14名
国公立医学部医学科6名
北海道大学3名
岩手大学4名
山形大学10名
福島大学2名
筑波大学2名
東京工業大学1名
神戸大学1名
九州大学1名

私立大学編

大学名合格者数
早稲田大学5名
慶応大学4名
国際基督教大学1名
上智大学2名
東北学院大学60名
東北医科薬科大学10名
無料受験相談

校舎長コラム

中等学校??それは何?という人もいるのでないでしょうか。
東京にもいくつか中等学校があり、私も予備校の仕事で研究会などをやったことがあり、そのときに中等学校というものを知りました。

ネットで検索すると次のような記載があります。

日本における中等教育学校は、小学校に続く学校とされ、修業年限は6年である。小学校における教育の基礎の上に、心身の発達に応じて、義務教育として行われる普通教育(前期中等教育)ならびに高度な普通教育(後期中等教育)および専門教育を一貫して施すことを目的とする、中学校と高等学校(高校)を合わせた年限に相当する6年間の一貫教育を行う学校として、1998年の学校教育法改正により、新たに定められた学校種である。

従来から私立の中学校・高等学校の併設校にはカリキュラムを大幅に調整した中高一貫教育を行う学校が多かったが、1998年の学校教育法改正により、中学校から高等学校に相当する教育を一貫して施すために単一の学校として設置することが可能になった(それまでの中高一貫教育は、中学校と高等学校のそれぞれが最低1校ずつ必要であった)。

なるほど、ざっくり言えば、公立の中高一貫校ですね。
従来と違うのは、それまであった中高一貫校というのは、○○中学、○○高等学校というように、二つの学校を設置して、そこで中高一貫教育をしなければならかかったものを、一つの(ひとつづきの)学校を設置することが出来るようになったということです。

こうした中等学校は公立のものとしては、東京都内にはいくつもあり、小石川中等学校などが有名です。

さて、そんな仙台市の中等学校である仙台市立仙台青陵中等学校、2008年の発表では、「募集人員は前期課程(中学校にあたる)140名、後期課程(高等学校にあたる)140名、計280名。なお、後期課程の募集については平成21年度から平成23年度までの3カ年に限り、以降は前期課程のみの募集となる。」とあります。
最初の1年目は、中1、高1のみが在籍。2年目は中1、中2と高1、高2が在籍。そして3年目で全学年が揃い、そこで後期課程(高等学校)の募集は停止し、以後新入学生は中学生のみとなるとして生徒をそろえたわけです。
小学校を新たに創設すると、学校の生徒がすべて揃うのに6年かかるわけですが、中等学校ですとこうして3年でそろえることが出来るのですね。
そのような発表のもと、青陵中等学校は2009年の4月に開校しています。

仙台市立仙台青陵中等学校はどこにある? 

仙台市立仙台青陵中等学校は青葉区国見ヶ丘七丁目にある中等教育学校です。

私はバスで訪問したのですが、仙台駅近くのバス停から40分近くかかります。
おぉ、どんどん登ってゆくぞ・・・と山の方に行くのですが、到着してバス降りると、少し空気がひんやりしている。 さすがに気のせいか?と思いましたが、卒業生とお話しましたら、それは本当です!とおっしゃっていました。「青陵中等学校あるある」なのでしょうか。

バス以外でしたら、JR仙山線を利用して、国見駅または東北福祉大前駅から歩くのでしょうか。少し距離がありますかね?

でも、やはり環境は抜群です。自然のなかにある学校という感じがします。
敷地内には「青陵の森」と呼ばれる森が広がり、コンサートも開催されのだとか。仙台「青陵」という校名は、仙台市青葉区の丘陵地に立地することと爽やかでフレッシュなイメージを込めているのだとネットを調べてみましたら書かれていました。

山でなくて、丘陵なのですね。

先生とお話していても、これからの学校だ という印象を強く感じます。いまでも十分な進学実績を出しているのですが、ここから仙台有数の学校となってゆく 仙台の街での青陵中等学校のイメージがそういうトップクラスの学校となる そうなるよういま頑張っているという感じを受けます。

仙台市立仙台青陵中等学校の特徴について

なんといっても、高校入試がありませんから、「宮城県の高校偏差値」などのページを検索しても、青陵中等学校は載っていません。つまり偏差値不明!
後期課程(高等学校)からの入学を募集していませんから、それは当たり前ですね。
青陵中等学校へ行きたい!と思っている中学生は残念ながら入学できないんです。小学生のときに希望しないとならないです。

男女共学。
定員は140名。

学校の特徴としては、
・35人の学級編成と少人数授業
・4,5,6年生(高等学校にあたる)の数学、英語を20人弱での授業とする
・45分、一日7コマの授業編成
・「言葉と理論」、「数楽タイム」等の青陵中等学校独自の科目を設置
といったことがあげられます。

「一人一人を大切にした教育」「規律と温かさのある学校生活」「ことば、体験、社会とのつながりを重視した教育活動」「教育環境の充実」を教育方針に掲げています。

進路状況については、令和元年度のデータで、旧帝大を含む国公立に80名ほど、私立大に200名です。医学部医学科も8名ほどというところです。進学校として十分な数字を出していますが、なかの先生方にすると、まだまだと思っている、さらに伸ばせるというお考えをお持ちのことをひしひしと感じました。

地域のなかにこうした新しい形の学校が根付いていくことを応援するのは、楽しみです。

まとめ

いかがだったでしょうか、仙台市立仙台青陵中等学校について書いてみました。

自然豊かな素晴らしい環境のなかで、6年間を過ごすといのは、とても良い学生生活になると思えます。

こうした新しい学校が根付いて、街のなかで受け入れられてゆくことは、とても大切なことでしょう。
新しい取り組みと、その成果に期待したいものです。

ちなみに、多くの生徒さんがバスまたは仙山線を利用して通学しているのでしょうから、仙台駅を通る方が大多数でしょうか? 仙台駅まで来れば、武田塾仙台駅前校はもうすぐそこです!!

学校帰りに毎日武田塾で勉強するというのはどうでしょう。

読んでくださってありがとうございました。

サイト一覧