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武田塾仙台エリアです。

「名古屋大学の工学部に女子枠があるって本当?」
「一般選抜よりも合格しやすいの?」
「共通テストでは何科目必要?」
「高1・高2のうちから何を意識して勉強すればいい?」

このような疑問を持っている理系志望の女子生徒や、保護者の方もいるのではないでしょうか。

名古屋大学では、工学部の学校推薦型選抜に、女子志願者を対象とする「女子枠」を設けています。

ただし、女子であれば誰でも合格できる制度ではありません。大学入学共通テスト、出願書類、口頭試問による面接を通して、学力や学ぶ意欲などを総合的に評価します。

この記事では、2027年4月入学者向けの募集要項と2026年度入試の結果をもとに、女子枠の募集人数・出願条件・倍率・対策を紹介します。

※情報は2026年10月13日時点で確認したものです。出願前には、ご自身でも受験年度の募集要項を確認してください。

名古屋大学の女子枠は、工学部の「大学入学共通テストを課す学校推薦型選抜」の中に設けられた募集枠です。

工学部の公式Q&Aでは、女子学生の入学を積極的に促進するための取組として設定したと説明されています。

一般枠は性別を問わず募集し、女子は一般枠と女子枠の両方を受験できます。

また、女子枠で入学した場合と、それ以外の枠で入学した場合で、入学後の学修内容や修学支援等に違いはありません。

2027年度の学校推薦型選抜学生募集要項は、2026年8月に公開されています。本記事では、9月29日更新版を参照しています。

女子枠の対象学科と募集人数は、次のとおりです。

学科女子枠の募集人員
化学生命工学科7名
物理工学科4名
マテリアル工学科4名
電気電子情報工学科6名
機械・航空宇宙工学科5名
エネルギー理工学科3名
合計29名

工学部の学校推薦型選抜全体の募集人数は80名で、そのうち29名が女子枠です。

環境土木・建築学科には、女子枠は設けられていません。ただし、女子が同学科の学校推薦型選抜を受験できないという意味ではありません。

女子枠に出願するには、所定の卒業・修了時期などの条件に加えて、次の要件を満たす必要があります。

・工学に対する強い勉学意欲と、将来を見据えた明確な勉学目的があること
・学習成績・人物ともに優れていること
・学校長等から責任ある推薦を受けること
・合格した場合には、必ず入学することを確約できること
・大学が指定する共通テストの教科・科目を受験すること
・女子枠の場合は、上記の条件に該当する女子であること

通常の高校生では、2027年3月卒業見込みの者が対象です。早期卒業や在外教育施設の修了などに関する条件もあるため、該当する方は募集要項で確認してください。

評定平均の数値基準はある?

工学部の出願資格欄には、「評定平均4.0以上」などの一律の数値基準は示されていません。

ただし、学習成績は評価対象です。調査書も選考に使われるため、日々の授業や定期テストを大切にしましょう。

高校内で推薦候補者を決める際の条件や手続きについても、進路指導の先生に確認する必要があります。

学校から推薦できる人数にも制限がある

女子枠を設けている学科では、各高校等から女子枠への推薦がある場合、推薦できる人数は各学科3名以内です。

一般枠のみへの推薦の場合は、各学科2名以内となります。

一般枠と女子枠の併願者は、女子枠への推薦1名として数えられます。

一般枠と女子枠の併願が可能

対象学科を志願する女子は、出願時に次のいずれかを選びます。

・一般枠
・一般枠と女子枠の併願
・女子枠単願

併願した場合は両方の枠で選考され、女子枠での合格が優先されます。

ここでいう「一般枠」は、学校推薦型選抜の一般枠です。一般選抜との併願とは区別してください。

女子枠を設けている6学科では、共通テストの6教科8科目を受験する必要があります。

教科指定科目配点
国語国語200点
地理歴史・公民大学が指定する5科目から1科目100点
数学数学Ⅰ・数学A、数学Ⅱ・数学B・数学C200点
理科物理、化学200点
外国語英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語から1科目200点
情報情報Ⅰ50点
合計950点

地理歴史・公民の指定科目は、次の5科目です。

・地理総合・地理探究
・歴史総合・日本史探究
・歴史総合・世界史探究
・公共・倫理
・公共・政治・経済

理科は「好きな2科目」ではなく、物理と化学が指定されています。

英語を選択した場合はリスニングも課され、リーディングとリスニングを3:1の比率で、合計200点満点に換算します。

指定科目を一つでも受験していない場合は出願できません。地理歴史・公民を2科目受験する場合の第1解答科目の扱いなども、募集要項で確認しましょう。

選考は、第1次選考と第2次選考に分かれています。

第1次選考

志願理由書・推薦書・調査書と、共通テストの成績により、第2次選考の受験有資格者を決めます。

募集要項では、学科ごとに募集人員の1.5倍から4倍までの範囲内で、第1次選考合格者を決定するとされています。

第2次選考

第1次選考合格者に対して、口頭試問による面接を実施します。

最終的な合否は、面接だけでなく、提出書類と共通テストの成績も含めて決まります。

大学が公開している面接の質問内容例には、次のようなものがあります。

学科公開されている質問内容例
化学生命工学科志願理由、化学や生化学を学びたい理由、最近の化学に関連する出来事
物理工学科身の周りの物理学、高校で学ぶ基礎的な物理学や数学
マテリアル工学科学科での学びと社会との関わり、志願理由、高校生活
電気電子情報工学科入学後の希望、科学的現象・技術的事項
機械・航空宇宙工学科数学や力学の知識を用いた課題、入学後に取り組みたいこと
エネルギー理工学科高校までの学習内容や実験、志望動機、提示資料の分析・説明

これらは公表された例であり、同じ質問が必ず出るわけではありません。

全学科で同じ数学・物理の問題が出ると決めつけず、志望学科の資料を確認して準備しましょう。

大学公表資料の「女子枠(併願含む)」の結果は、次のとおりです。

学科募集人員志願者数受験者数女子枠合格者数志願倍率
化学生命工学科7名17人17人7人2.4倍
物理工学科4名0人0人0人0.0倍
マテリアル工学科4名11人11人4人2.8倍
電気電子情報工学科6名8人8人6人1.3倍
機械・航空宇宙工学科5名9人6人5人1.8倍
エネルギー理工学科3名3人3人1人1.0倍

※志願倍率は「志願者数÷募集人員」です。大学公表値に合わせています。
※受験者数には、第1次選考の不合格者は含まれません。
※物理工学科は志願者が0人でした。

一般枠との併願者が含まれるため、女子枠の合格者数だけを見て、併願者の最終的な合否を判断することはできません。大学公表資料では、一般枠の合格者数に併願者からの合格者も含まれます。

志願倍率1.0倍でも、全員合格とは限らない

エネルギー理工学科では、募集3名に対して志願者3人で、志願倍率は1.0倍でした。一方、女子枠の合格者は1人です。

大学の公式Q&Aでも、合格基準を満たす受験者が募集人員に達しない場合は、合格者数が募集人員を下回ることがあると説明されています。

「志願者数が募集人数以下なら必ず合格する」という制度ではありません。

2027年度募集要項の工学部の出願資格・選抜方法には、「共通テストで8割以上」といった一律の得点基準は示されていません。

共通テストで高い得点を目指すことは大切ですが、「8割あれば合格できる」「8割未満では出願できない」とは言えません。

また、女子枠と一般選抜では、受験者層や試験内容が異なります。倍率だけで、どちらが入りやすいかを判断することはできません。

受験方式を検討する際は、出願条件、学科への関心、共通テストの学習状況、面接への準備を合わせて考えましょう。

以下は、公表されている選考内容を踏まえた学習上の提案です。

① 英語・数学の基礎を固める

英語は、単語・文法・英文解釈を積み上げ、文章を正確に読む力を育てましょう。

数学は、数学Ⅰ・A、Ⅱ・B・Cの基礎を固め、学校での履修状況に合わせて数学Ⅲにも取り組んでください。

解答を読んで理解するだけでなく、自力で解き直し、解法の理由を説明する練習が大切です。

② 物理・化学の理解を深める

共通テストでは物理・化学が指定されています。

公式や反応式の暗記だけでなく、「何を表しているのか」「どの条件で使えるのか」を考えながら学習しましょう。

先取りが有効な場合もありますが、進度だけを優先せず、理解と定着を確認しながら進めることが大切です。

③ 国語・地理歴史公民・情報も計画に入れる

理系だからといって、英語・数学・理科だけで受験できるわけではありません。

共通テストの指定科目を確認し、国語・地理歴史公民・情報Ⅰも含めた学習計画を立てましょう。

④ 工学への関心と経験を整理する

探究活動、実験、読書、大学の研究室情報、身近な科学技術への疑問などから、自分が何に関心を持っているのかを考えてみましょう。

「なぜその学科で学びたいのか」を、自分の経験に基づいて説明できることが大切です。

なお、科学コンテストや英語資格などの実績を示す任意提出書類もありますが、これらの実績がすべての受験生に必須というわけではありません。

⑤ 学力対策と推薦準備を並行する

基礎学習は大切ですが、完全に終わるまで志願理由や推薦の準備を後回しにする必要はありません。

学校への相談、志望学科の調査、経験の整理は早めに始め、学力対策と並行して進めましょう。

一般選抜に向けた勉強も継続し、学校推薦型選抜で不合格となった場合に備えて、一般選抜の出願期限を確認しておくことも必要です。

項目日程
インターネット出願登録・検定料納入2027年1月6日(水)10:00~1月21日(木)15:00
出願書類の提出2027年1月19日(火)~1月22日(金)15:00 郵送必着
第1次選考結果発表2027年2月5日(金)17:00
第2次選考2027年2月8日(月)
合格発表2027年2月10日(水)17:00

ネット上の登録だけで出願が完了するわけではありません。学校長等の推薦や書類の準備にも時間がかかるため、早めに高校の先生と相談しましょう。

名古屋大学工学部の女子枠は、学校推薦型選抜の中に設けられた募集枠で、2027年度は6学科合計29名を募集します。

共通テスト、出願書類、口頭試問による面接を通して選考されるため、学力の向上と、志望理由・面接の準備を両立することが大切です。

倍率の低さだけで受験方式を決めず、学びたい分野や現在の学習状況を踏まえて検討しましょう。

武田塾仙台エリアでは、現在の成績や志望校に合わせた学習計画について、無料受験相談を実施しています。

「数学や理科は、どの参考書から始めればいい?」
「共通テストと一般選抜の対策をどう進めればいい?」
「推薦の準備と普段の勉強を両立したい」

という方は、お気軽にご相談ください。

最新の募集人数・出願条件・日程は、必ずご自身でも名古屋大学の公式ホームページと、受験年度の募集要項を確認してください。

・名古屋大学「令和9年度 学校推薦型選抜学生募集要項」2026年9月29日更新版

・名古屋大学工学部「学校推薦型選抜における女子枠募集Q&A」

・名古屋大学「令和8年度 入学試験志願者数・受験者数・合格者数・入学者数一覧」

・名古屋大学「学校推薦型選抜の過去問題または問題例・面接の実施方法及び質問内容例」

・名古屋大学「学校推薦型選抜」募集要項・日程・提出書類

※情報確認日:2026年10月13日

武田塾仙台エリアでは、中学生・高校生・浪人生とその保護者の方を対象に無料受験相談を実施しています。

武田塾では、授業を受けるだけでなく、自分で勉強を進める「自学自習」を大切にしています。

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