【2022年度共通テスト物理編】傾向と対策

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今回は共通テスト2日目の1月16日(日)の4、5時間目に実施された物理について、2021年度と比較もしながら傾向を見ていきたいと思います。

まずは2022年度共通テスト物理の情報をおさらいしていきましょう。

2022年度共通テスト物理概要

実施日:令和4年1月16日(日)

時間割:4、5時間目

開始時間:15時40分or16時50分

制限時間:60分

配点:100点(第1問と第3問が25点ずつ、第2問は30点、第4問は20点)

問題構成:全部で大問が4問、第1問は小問集合、第2問は力学、第3問は電磁気、第4問は原子物理学

第1問

2021年度と比べ設問の数は同じだが、マークの数は1つ増えた。センター試験や2021年度と同じように、引き続きオーソドックな問題が出題された。各分野の基本問題ばかりなので、比較的易しい問題が揃っている。逆に言えば、この第1問が解けない人間はさらに努力する必要がある。

問1

波動における「強め合う」に関する問題が出題された。波源の位相が逆であることに注意すれば、答えを求めることは容易い。

問2

問題の設定は少し珍しいが、焦点の外側にある物体が凸レンズを通過したときどのようにスクリーンに映し出されるのかということである。

問3〜5

いずれも典型的な問題なので、一般的な解き方を用いれば良い。

第2問

2021年度と比べ、設問の数は同じだがマークの数は5個減った。現象をグラフとして考える問題や、実験を用いて仮説を誤りだと証明する問題が出題された。感覚に頼りたくなる問題が揃っているが、できる限り計算を用いて論理的に解いていきたい。

問1

グラフの縦軸と横軸を見て現象を正しくグラフにしていきたい。どの数字が増えるとグラフがどうなるのかを考えればスムーズだろう。

問2

実験を用いた基本的な問題である。極々当然のことを答える易しい問題であるが、変化する量と変化しない量について丁寧に考察して解きたい。

問3

仮説として言っていることと、結果として実際に起きたこととのズレを認識できるかどうかである。

問4

こちらもグラフの問題で感覚で解いてしまう人がいるが、何と何が等しいのかを式として表して、根拠のある答えを出すことを目指したい。

問5〜6

こちらも実験を用いた問題である。注目すべき力と無視できる力を判断できるかがカギである。

第3問

2021年度と比べ、設問数は1つ減ったもののマークの数は1つ増えた。コイルとオシロスコープを用いた電磁気の一見オーソドックスな問題であるがそのグラフの読み取りが典型パターンではなかったためグラフの読み取り能力や現象の根本的な理解が求められた。

問1

電圧が最大の時は電磁誘導が一番激しくなっていること、つまり最大となる二回は台車がコイルを通った時と考えることができれば後の計算は容易である。

問2

電磁誘導は起こった電場などの変化を打ち消す向きに発生するという基本的な内容が理解できていれば正解できたであろう。18に関しては問題をよく読まないと②にしてしまいがちなので問題はよく読もう。

問3

誘導電圧を変えるための要素には何があるのかそしてその要素のうち何が変化するとどのような変化が起きるのかを把握しているかが問われた。

問4

グラフの細かい変化は見落としがちなので問題文だけでなくグラフやデータの読み取りも注意して行おう。

問5

台車は加速しているため今回は加速している点に注意。速さが変わると「誘導電圧」とコイルを通る間隔が変化することをしっかり見抜いてグラフを丁寧に比較することが大事。

第4問

2021年と比べて、大問数・マークの数に変化はなかった。原子分野からの出題で戸惑った受験生も多かったであろうが他分野を知っていれば解ける問題もあったのであきらめないことが大切。

問1

等速円運動がしっかり理解できていれば正解できたはず。図bをうまく利用して考えれば容易だろう。

問2

万有引力と静電気力の公式を知っていればあとは計算するだけの問題。もっと細かい精度で計算を要求されることも今後予想されるので指数の計算などは慎重にやろう。

問3

一見難しいですがボーアモデルの計算や式中のような複雑な式を扱うことは原子分野では多いのでぜひ学習時に手を動かしてみて処理に慣れて欲しい。

問4

これは参考書でもよく出る定番問題なのでぜひ解けてほしい。参考書を完璧にすることがいかに大事かわかる問題。

物理の勉強法

2022年度は定番問題を寄せ集めた内容ではなく実験の内容をもとに減少についての理解度を問う問題が多く出題されました。

実際に物理を勉強していく際には問題が解けるようになることももちろん大事ですが、どのような仕組みでその現象が起きているのかなど教科書なども踏まえつつ学習していくと安定して高得点がとれるようになっていくでしょう。

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