1. まず前提:「覚えられない人」に共通するNGパターン
英単語がなかなか定着しない人の多くは、次のどれかをやっています。
- 思いついたときだけ単語帳を開く(毎日じゃない)
- 1語1回「見て終わり」で、復習の仕組みがない
- 単語帳を何冊も同時進行して、どれも終わらない
- ノートをきれいにまとめて満足してしまう
- 日本語→英語だけ、または英語→日本語だけで固定
これをひと言で言うと:
「記憶のルールに逆らってる」
です。
ここからは、その逆=“記憶の仕組み”に沿った覚え方を順番に紹介します。
2. 鉄則① 「毎日やる」:回数が質をつくる
英単語は「1日でがんばる」より「毎日ちょっと」が100倍効きます。
おすすめ目安
- 1日に新出:20〜40語
- 復習:前日+1週間前+1か月前の分
ポイント
- 「時間」で決めるより「ページ数」で決める方が続きやすい
- 朝・通学・寝る前など、やるタイミングを固定する
? 例:
- 朝:10分(昨日分+今日の新出)
- 帰宅後:10分(テスト形式でチェック)
- 寝る前:5分(間違えた単語だけ見直し)
3. 鉄則② 「3回で完璧」じゃなく「10回でいい」
1回で覚えようとするからツラいです。
「どうせ忘れる」前提で、“何度も通る設計”にするのが正解。
具体的な回し方(例)
1周目:ザーッと意味を見る(完璧に覚えようとしない)
2〜3周目:意味が出てこない単語に印をつける
4周目以降:印がついた単語だけ集中的にやる
→「全部を重くやる」のではなく、分からない単語だけ重くする。
4. 鉄則③ 「声に出す+書く+イメージする」で記憶を立体化
ただ「目で読むだけ」は記憶効率が悪いです。
効率UPのセット
- 声に出す:発音しながら意味もセットで読む
- 例)increase「増える」×3回
- 簡単に書く:スペルが怪しいものだけ数回書く
- イメージする:短い日本語や状況で覚える
- 例)environment「環境→地球・自然・周りの状況」
五感を増やすほど、記憶に“引っかかり”ができます。
5. 鉄則④ 「文で覚える」:入試で使える形にする
意味だけ覚えても、長文で「あれ?なんだっけ?」となりがち。
文で覚えるコツ
- 単語帳に載っている例文を音読する
- 自分で超シンプル英文を作る
例)
- avoid:I avoid junk food.(私はジャンクフードを避ける)
- provide:The school provides lunch.(学校は昼食を提供する)
“使える形”にしておくと、読解でも英作文でもすぐ出せる単語になります。
6. 鉄則⑤ 「テストする」:インプットより“思い出す”回数
覚える作業よりも、
「思い出そうとして頭を使う」
この回数が記憶を強くします。
自分テストのやり方
- 英語を隠して日本語から言う(英作型)
- 日本語を隠して英語から言う(和訳型)
- 紙で隠して**3秒以内に出なければ×**にする
- ×だった単語だけもう一度チェック
※スマホアプリの4択だけに頼りすぎると“何となく見覚え”で正解してしまうので、
「書く」「口で言う」テストも必ず混ぜましょう。
7. タイプ別:覚えられない人への処方箋
パターン①:すぐ忘れてしまう人
→ 復習の間隔を短くするだけでOK。
- 今日やった単語:その日のうちに2〜3回見る
- 翌日:もう1回
- 3日後・1週間後:テスト形式でチェック
パターン②:時間はかけてるのに頭に残らない人
→ ひとつひとつに時間をかけすぎ&ノートまとめすぎ。
- 「きれいに写す」はやめる
- 「見て・声出して・すぐ次へ」テンポ重視
- 1単語に10秒以上かけないイメージ
パターン③:そもそもやる気が続かない人
→ 目標を具体化+ごほうびルール。
- 「1日30語×30日=900語」など見える目標にする
- 終わったら5分だけSNSOK/お気に入りお菓子OKなど、自分に小さな報酬
8. レベル別おすすめの進め方(高校生・受験生向け)
高1・高2
- 単語帳:1冊に決める(シス単・ターゲットなど)
- 目標:1〜2年かけて1冊3周以上
- 部活があっても「1日10〜20語+復習」は死守
高3・受験生(これから本気モード)
- 夏までに:共通テレベルの単語帳を最低1冊完了
- 秋以降:頻出単語+志望校レベルの難単語を追加
- 「長文読んで出てきた単語を単語帳に戻す」循環を作る
9. 今日からできる“英単語ルーティン”例
朝(10分):昨日の単語テスト
学校の休み時間(5分×2回):新出単語チェック
帰宅後(10分):長文で見つけた知らない単語を単語帳にメモ
寝る前(5〜10分):×をつけた単語だけ見直し
これで1日30〜40語は無理なく回せます。
10. まとめ:「センス」ではなく「ルール」の問題
- 覚えられない → × あなたの頭が悪い
- 覚えられない → 〇 やり方がバラバラ
なので、
- 1冊に絞る
- 毎日やる(短くてOK)
- 何度も見る前提で軽く回す
- 声を出す・書く・文で使う
- テストして「思い出す」回数を増やす
この5つを守れば、「英単語が苦手」は確実に減ります。
もし使っている単語帳名や現在のやり方を教えていただければ、その情報に合わせて具体的な1週間メニューをその場で組みます。
武田塾の無料受験相談とは?
武田塾には無料受験相談というものがあります。
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武田塾ってどんな塾?
武田塾は生徒と1対1で指導を行っている個別指導塾です。
個別指導塾とは言っても、キャッチコピーである『日本初!授業をしない』から想像できるかもしれませんが、武田塾の個別指導は一般的な塾とは違い、授業をすることはありません。では、何をするのかというと「勉強法」を伝えていきます。
武田塾の個別指導とは
では、武田塾の個別指導はどういったものなのでしょうか。
紹介していきたいと思います。
指導スタイルについて
武田塾では生徒1名に対して講師が一人つくマンツーマン形式で指導を行います。
指導時間は受講するコースによって異なりますが、指導時間60分がスタンダードです。
やってきてもらった宿題がしっかりと定着しているか確認するテストがあり、こちらは指導時間60分の前に1科目60分かけて行います。
ですので、指導時間60分は丸々指導に充てられる仕組みになっています。
この部分が一般的な個別指導塾との違いです。
指導内容について
成績を上げるには、
①分かる
↓
②やってみる
↓
③できる
この3ステップが必要不可欠ですが、説明型の授業で得られるのは『①分かる』までです。
まず、『①分かる』のに授業は必ず必要ですか?
分かりやすい優秀な参考書は山ほどありますからそれらを使えば『①分かる』はクリアできるはずです。
ちょっと↓画像を見てみてください。

「入試に必要なすべての英文法の基礎をこの1冊に完全収録!」と書かれていますよね。
だったら授業を受けるより読んだ方が早いですよね?
武田塾では基本的に英文法だったり公式だったり読めば分かるものをイチから全て説明をするのはムダだと考えているので授業をしていません。
では、指導時間60分の間に何を行っているのかというと、『②やってみる』、『③できる』というところまで個別で親身になって徹底指導・管理しています。
『②やってみる』、『③できる』には学校や塾での演習時間内では足らず、どうしても自己学習が必要になってきます。
授業中は出来てもいざ独りでやってみるとできなかったり、暗記が上手くいかなかったり、そんな経験はありませんか?
武田塾では正しい勉強の仕方や効率的な暗記の仕方から始まり、『②やってみる』、『③できる』に関わる全てのことで指導をしていきます。
カリキュラムについて
いきなり、滅茶苦茶レベルの高い参考書をやれって言われも困りますよね?
そこで、武田塾では市販の参考書のレベルだったり効率的な使い方だったり全て分析しています。
各生徒の入塾時のレベルに合った参考書から志望校合格まで、どの参考書・問題集をどの順番でやって、、、というのをまとめてて、入試日まで残された日数を元にカリキュラムを作成しています。
『志望校』、『生徒のレベル』、『入試までの残り日数』が分かれば自動的にカリキュラムができ、独自のシステムを使って進捗を追いかけていくので、講師によってカリキュラムがぶれたりすることはあり得ません。
もちろん生徒の予定だったり苦手分野だったりに合わせてペースを変えることだってできます!
宿題について
宿題無くして武田塾にあらず
成績を上げるステップの『②やってみる』、『③できる』には自己学習が必要です。
その自己学習のサポートとして武田塾では徹底的に宿題を管理していきます。
先程説明したカリキュラムに沿って宿題を出していきます。
カリキュラムに沿って宿題が出されるので講師によって宿題が違ったり出されなかったりするということはあり得ません。
さらにその宿題の出し方にもこだわっていて『4日進んで2日戻る』という方針で宿題を出しています。
心理学者であるエビングハウスの実験によると20分後には42%、1日後には74%も忘却するという結果が出ています。
忘却には実は『再認可能忘却』と『完全忘却』という2種類があります。それぞれの言葉の意味は文字通り、再び認識できる忘れ方と完全に記憶がなくなってしまう忘れ方なのですが、大事なのは『再認可能忘却』の時に復習をすれば記憶が強化されるということです。
短期記憶を中・長期記憶へ変えていく作業に必要不可欠なのが『4日進んで2日戻る』というスタイルです。
武田塾に興味を持っていただけましたでしょうか。
そんな方はぜひ、無料の受験相談、体験特訓おまちしてます!!




