1. なぜ「出願戦略」が必要なのか
出願直前によくある失敗パターンはこの3つです。
- 「とりあえず有名大学だけ」で固めて全落ちコース
- 「安全校ばかり」で受かったけど、本当に行きたい大学が受けられていない
- 日程や方式がカブっていて、本命を十分に受けられない
これを防ぐために必要なのが、
①レベル分け(チャレンジ・実力相応・安全)
②日程の整理
③試験方式(一般/共通テ利用/英検利用など)の整理
です。
2. 基本の考え方:3つのレベルで「階段」を作る
まず、模試・共通テスト予想得点をもとに、志望校を3つに分類します。
① チャレンジ校
- 現時点の実力より少し上(合格可能性D〜C判定あたり)
- 「本当に行きたい」大学・学部
- 国公立であれば第1志望はここに置くことが多い
② 実力相応校
- 模試でC〜B判定が出ている
- 合格すれば納得して進学できるレベル
- 私立併願や、別の国公立がここに入る
③ 安全校(押さえ)
- 模試でA〜B判定が安定している
- 合格可能性が高く、「最悪ここなら行く」と決められる大学
目安:
- チャレンジ:1〜3校
- 実力相応:2〜4校
- 安全:1〜2校(必ず作る)
合計で5〜8出願くらいに収まると、現実的で戦いやすいパターンになります。
3. 代表的な併願パターン【国公立第一志望】
パターンA:難関国公立+難関私立
こんな人向け
- 共通テ予想得点が高め
- 早慶レベルや上位私大も視野に入っている
組み方の例(イメージ)
- 第1志望:難関国公立(チャレンジ)
- 私立:早慶レベル(チャレンジ)
- 私立:MARCH・関関同立クラス(実力相応)
- 共通テ利用:MARCH・地方難関私大(安全寄り)
ポイント:
- 「国公立本命+私立難関」で終わらず、共通テ利用で安全校を必ず確保する。
パターンB:地方国公立+中堅〜上位私大
こんな人向け
- 地方国公立志望(教育・地域系・理工・医療系など)
- 共通テ次第で私大も現実的に狙いたい
組み方の例
- 第1志望:地方国公立(実力相応〜チャレンジ)
- 私立:上位〜中堅私大(一般入試)
- 共通テ利用:中堅私大を複数(押さえ)
- 私立:抑えとして日程後半の安全校
ポイント:
- 地方国公立は共通テ比重が高いため、
→ 共通テ後に出願できる「共通テ利用方式」を上手く使う。 - 「共通テうまくいかなかった時の逃げ道」を事前に設計しておく。
4. 私立第一志望の場合の併願パターン
パターンC:最難関私大(早慶上理など)第一志望
組み方の例
- 第1志望:早慶上理など(チャレンジ)
- 併願:MARCH・関関同立(実力相応)
- 共通テ利用:MARCH級/中堅私大(安全)
- (必要に応じて)地方国公立を併願
ポイント:
- 同じレベルの大学を並べるだけは危険。
必ず「ここなら受かる」を1〜2校確保すること。
パターンD:中堅私大志望+安全校確保
組み方の例
- 第1志望:中堅私大の第一志望学部(実力相応)
- 併願:同レベル他学部・系列校
- 安全:入試方式が多い大学(全学部日程・共通テ利用など)
ポイント:
- 中堅私大は方式が複数ある大学が多いので、
「同じ大学を方式違いで受けて合格確率を上げる」戦略も有効。
5. 日程・方式をどう組み合わせるか
① 日程が重ならないようにする
よくある失敗:
- 「この日全部本命級」で、体力的に崩壊
- 連日試験で復習できない
対策:
- 本命級は1日1つまでを基本に、前後に余裕を持たせる。
- 連戦になる場合は「本命+安全」の組み合わせにする。
② 試験方式を分散する
- 一般入試(個別試験)
- 共通テスト利用
- 英検・外部試験利用方式
- 共通テ+個別併用方式
同じ大学でも“複数学科・複数方式”で出願できるケースが多いので、
- 「同じ学力で受けられるチャンスを最大化」
- 「どこかで拾ってもらう」
ために、方式を組み合わせるのはかなり有効です。
※ただし「乱発出願」はNG。
本当に進学意思のある大学に絞ること。
6. 模試判定の使い方(A〜E判定の目安)
- A判定:安全寄り。押さえ候補。
- B判定:実力相応。自信を持って本命に据えてよい。
- C判定:十分狙える。チャレンジ〜本命候補。
- D判定:戦略次第でチャレンジ枠に残す。共通テ次第。
- E判定:よほど強い理由がなければ“記念受験”になりやすい。
大事なのは、
「C・D判定を本命にするなら、安全校を必ず作る」
ことです。
7. よくあるNGパターンと回避策
NG①:全てチャレンジ校
→ 結果として「全落ちリスク」大。
✅ 対策:安全校を必ず1〜2校、先に決める。
NG②:偏差値だけで選ぶ
→ 学部内容・立地・学費を見ていないと、受かっても後悔しがち。
✅ 対策:「行きたいか」「通えるか」「学べるか」の3条件で判定。
NG③:同じ日程・同じレベルにかためる
→ 当日体調不良・問題との相性で全滅の可能性。
✅ 対策:日程もレベルも“ずらして”分散する。
NG④:保護者と本人の認識がズレたまま出願
→ 「そこは受けさせてなかったのに」「知らないうちに出願されていた」問題。
✅ 対策:9〜12月の段階で一度“家族会議+学校の先生の確認”をする。
8. 出願戦略チェックリスト
出願前に、次を確認してみてください。
- ✅ 第1志望(本命)が明確に言える
- ✅ 実力相応校が2〜4校ある
- ✅ 安全校が最低1校ある
- ✅ 日程が極端に重なっていない
- ✅ 共通テ利用方式も含めて「保険」がある
- ✅ 英検などのスコア利用の有無を確認している
- ✅ 保護者・学校の先生と認識が一致している
この全てに「はい」と言えれば、かなり堅実な出願戦略になっています。
まとめ
出願戦略は「運任せ」ではなく、
- レベル分け(チャレンジ/実力相応/安全)
- 日程分散(本命が埋もれないように)
- 方式分散(共通テ利用・外部試験利用を含める)
- 家族・学校との情報共有
この4つを押さえれば、合格可能性を最大化しつつ、精神的にも安定して入試本番に向かえます。
もし、志望校や模試結果が具体的にあれば、それに合わせて**個別の併願プラン(何校・どの方式で出すか)**も、その場で一緒に組み立てます。遠慮なく教えてください。
武田塾の無料受験相談とは?
武田塾には無料受験相談というものがあります。
武田塾の無料受験相談では
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武田塾ってどんな塾?
武田塾は生徒と1対1で指導を行っている個別指導塾です。
個別指導塾とは言っても、キャッチコピーである『日本初!授業をしない』から想像できるかもしれませんが、武田塾の個別指導は一般的な塾とは違い、授業をすることはありません。では、何をするのかというと「勉強法」を伝えていきます。
武田塾の個別指導とは
では、武田塾の個別指導はどういったものなのでしょうか。
紹介していきたいと思います。
指導スタイルについて
武田塾では生徒1名に対して講師が一人つくマンツーマン形式で指導を行います。
指導時間は受講するコースによって異なりますが、指導時間60分がスタンダードです。
やってきてもらった宿題がしっかりと定着しているか確認するテストがあり、こちらは指導時間60分の前に1科目60分かけて行います。
ですので、指導時間60分は丸々指導に充てられる仕組みになっています。
この部分が一般的な個別指導塾との違いです。
指導内容について
成績を上げるには、
①分かる
↓
②やってみる
↓
③できる
この3ステップが必要不可欠ですが、説明型の授業で得られるのは『①分かる』までです。
まず、『①分かる』のに授業は必ず必要ですか?
分かりやすい優秀な参考書は山ほどありますからそれらを使えば『①分かる』はクリアできるはずです。
ちょっと↓画像を見てみてください。

「入試に必要なすべての英文法の基礎をこの1冊に完全収録!」と書かれていますよね。
だったら授業を受けるより読んだ方が早いですよね?
武田塾では基本的に英文法だったり公式だったり読めば分かるものをイチから全て説明をするのはムダだと考えているので授業をしていません。
では、指導時間60分の間に何を行っているのかというと、『②やってみる』、『③できる』というところまで個別で親身になって徹底指導・管理しています。
『②やってみる』、『③できる』には学校や塾での演習時間内では足らず、どうしても自己学習が必要になってきます。
授業中は出来てもいざ独りでやってみるとできなかったり、暗記が上手くいかなかったり、そんな経験はありませんか?
武田塾では正しい勉強の仕方や効率的な暗記の仕方から始まり、『②やってみる』、『③できる』に関わる全てのことで指導をしていきます。
カリキュラムについて
いきなり、滅茶苦茶レベルの高い参考書をやれって言われも困りますよね?
そこで、武田塾では市販の参考書のレベルだったり効率的な使い方だったり全て分析しています。
各生徒の入塾時のレベルに合った参考書から志望校合格まで、どの参考書・問題集をどの順番でやって、、、というのをまとめてて、入試日まで残された日数を元にカリキュラムを作成しています。
『志望校』、『生徒のレベル』、『入試までの残り日数』が分かれば自動的にカリキュラムができ、独自のシステムを使って進捗を追いかけていくので、講師によってカリキュラムがぶれたりすることはあり得ません。
もちろん生徒の予定だったり苦手分野だったりに合わせてペースを変えることだってできます!
宿題について
宿題無くして武田塾にあらず
成績を上げるステップの『②やってみる』、『③できる』には自己学習が必要です。
その自己学習のサポートとして武田塾では徹底的に宿題を管理していきます。
先程説明したカリキュラムに沿って宿題を出していきます。
カリキュラムに沿って宿題が出されるので講師によって宿題が違ったり出されなかったりするということはあり得ません。
さらにその宿題の出し方にもこだわっていて『4日進んで2日戻る』という方針で宿題を出しています。
心理学者であるエビングハウスの実験によると20分後には42%、1日後には74%も忘却するという結果が出ています。
忘却には実は『再認可能忘却』と『完全忘却』という2種類があります。それぞれの言葉の意味は文字通り、再び認識できる忘れ方と完全に記憶がなくなってしまう忘れ方なのですが、大事なのは『再認可能忘却』の時に復習をすれば記憶が強化されるということです。
短期記憶を中・長期記憶へ変えていく作業に必要不可欠なのが『4日進んで2日戻る』というスタイルです。
武田塾に興味を持っていただけましたでしょうか。
そんな方はぜひ、無料の受験相談、体験特訓おまちしてます!!




